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2023年2月にトルコ南東部で発生した大地震から約1年と半年。地震の被災地では、夏になり気温が40℃から45℃まで上昇し、非常に強い日差しが続いています。テントやコンテナが直射日光を浴びると中はサウナのように熱くなり、扇風機やエアコンが付いたコンテナも多くないため、その中で生活することは困難です。しかし、外に出ても避難所には日陰がありません。そこで、AARは2024年4月から7月にかけて、直射日光を和らげる日よけシートを配付しました。合計1,420枚(5,680人分)を配付し、多くの被災者の暑さ対策に役立てました。 直射日光を避けるための日除けシートを設置するAAR現地職員=トルコ南東...
作成日時:2024/08/20 14:43
更新日時:2024/08/20 16:47
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避難生活を続けるトルコ地震被災地の子どもたち=ハタイ県クルクハンで9月29日 2023年2月にトルコ南東部で発生した大地震から約8か月。隣国シリアと合わせて5万7,000人以上が犠牲になった震災では、未だ200万人を超える人々が避難生活を送っています。AAR Japan[難民を助ける会]は南東部の被災地の中でも特に支援が届きにくい地域で、衛生用品などの配付を続けており、これまでにのべ8万9000人以上の被災者に支援を届けました。現地の人々の声を東京事務局のガウシーモジバが報告します。 「楽しかった思い出まで失った」 「地震当日、私は少し遠方まで泊りがけで出かけていました。そこ...
作成日時:2023/10/13 12:53
更新日時:2023/10/13 12:53
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「心の中で泣いています」今も240万人が避難生活:トルコ地震から半年
今年2月6日のトルコ地震の発生から半年が経ちます。隣国シリアと合わせて5万7,000人以上が死亡した震災では、トルコ国内だけで今なお約240万人が居住用コンテナやテントで過酷な避難生活を続けています。AAR Japan[難民を助ける会]は発生直後に緊急支援を開始し、これまでに同国南東部の被災地で延べ6万2,400人に食料・衛生用品などを届けてきました。震災を乗り越えようと懸命に生きる人々の声を現地からAARトルコ事務所の景平義文がお伝えします。 公園の水道を使ってテント暮らし 震災後、新たな住居を確保できない人々の居住環境は、トルコ政府が開設・運営する公式の避難所(公式サイト)、ある...
作成日時:2023/08/07 16:19
更新日時:2023/08/07 16:19
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トルコ南東部で2月に起きた大地震の被災地では、今なお多くの人々が厳しい環境での避難生活を余儀なくされています。 AAR Japan[難民を助ける会]はこのほど、シリア難民の被災者を対象に住環境を改善する支援を開始しました。AAR支援チームが現場から報告します。 AARの支援を受けたシリア難民の子どもたち=トルコ南東部アドゥヤマン県 過酷な状況に置かれるシリア難民 大きな被害があったトルコ南東部アドゥヤマン県では、被災者の多くが政府が管理する公式の避難所ではなく、空き地などにできた「非公式キャンプ」で暮らしています。非公式キャンプでは食料や日用品などの支援物資が行き届かないだ...
作成日時:2023/06/01 15:47
更新日時:2023/06/01 15:47
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トルコ南東部で2月6日に発生した大地震から3カ月。隣国シリアと合わせて5万6,000人超が犠牲になった被災地では、復旧・復興に向けた努力が続く一方、今も多くの人々が仮設住宅やテントで不自由な避難生活を送っています。AAR Japan[難民を助ける会]は発生直後から食料や毛布などの緊急配付を実施し、現在も中長期的支援を視野に活動を継続しています。大きな被害を受けたアディヤマン県の被災者の声を現地から報告します。 テント生活を送るレムジイさんと子どもたち=トルコ南東部アドゥヤマン県 「地震で2度も家を失うなんて…」 地震で自宅が倒壊したというレムジイさん(38)は、夫と子ども3人...
作成日時:2023/05/08 09:12
更新日時:2023/05/08 09:13
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トルコ南東部で2月6日に起きた大地震の被災地では、損壊した建物のがれき撤去が進む一方、仮設住居に使うコンテナやテントが続々と運び込まれています。被災住民は数家族ずつ集まって空き地に「非公式キャンプ」を形成し、不自由な避難生活を続けています。 トルコ政府は仮設住宅が立ち並ぶ「公式キャンプ」を各所に開設し、食料支給などの支援を実施していますが、その半面、非公式キャンプには支援が行き届かない状況があります。被災者からは「公的な支援がなかなか届かず、食料も飲料水も不足している」と訴えます。 (テント生活を続ける被災地の子どもたち=トルコ南東部アドゥヤマン県) 公式キャンプの仮設住宅は...
作成日時:2023/03/28 15:51
更新日時:2023/03/28 15:51
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トルコ南東部で2月6日に起きた大地震から1カ月以上が経ち、同国内では今も190万人がテントや仮説コンテナなどでの避難生活を余儀なくされています。AAR Japan[難民を助ける会]は発生直後から緊急支援を実施し、食料や衛生用品などの配付を続けています。被災者の今の様子をAAR緊急支援チームが報告します。 (被災したシリア難民の大家族の子どもたち=トルコ南東部カフラマンマラシュ県) AARは今月に入って、カフラマンマラシュ県の農村部の被災世帯に食料詰め合わせや衛生用品セットを配付しています。「49人の大家族が4張のテントで生活している」という隣国シリア出身の男性は、「シリア...
作成日時:2023/03/20 12:09
更新日時:2023/03/20 12:09
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トルコ南東部で2月6日に起きた大地震から約1カ月、同国内では1,400万人が家を失い、今も150万人近くがテント生活を余儀なくされています。 AAR Japan[難民を助ける会]は発生直後に支援活動を開始し、食料や衛生用品、毛布などの配付を続けています。被災地の様子をAAR緊急支援チームが報告します。 (テント生活を続けるジェラルさんたち=トルコ南東部アドゥヤマン県) 「ここでは500世帯ほどが暮らしていましたが、余りに多くの家が倒壊したため、ほとんどの住民が親戚を頼ったり支援を求めたりして、他所へ移ってしまいました」。 アドゥヤマン県ゴルバシ地区のジェラルさんは、がれきの...
作成日時:2023/03/07 16:19
更新日時:2023/03/07 16:19
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トルコ南東部で2月6日に起きた大地震では、隣国シリアと合わせて5万人超の死亡が確認され、190万人余りがテントなどで避難生活を余儀なくされてます。AAR Japan[難民を助ける会]は食料や衛生用品、毛布などの配付を続けていますが、発生直後の混乱が収まるにつれ、被災者の生活再建に向けた課題も浮き彫りになっています。AAR緊急支援チームが現地から報告します。 (テントで避難生活をおくる親子=トルコ南東部シャンルウルファ県ビレジク) 無数の建物が倒壊したシャンルウルファ県都のシャンルウルファ市街では、救助活動が山場を越え、がれきの撤去作業が進められています。公園に仮設されたテント村...
作成日時:2023/03/02 19:16
更新日時:2023/03/02 19:16
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トルコ南東部で今月6日に起きた大地震では、隣国シリアと合わせて5万人超の死者が確認されています。AAR Japan[難民を助ける会]は発生翌日から被災地で緊急支援物資の配付を続けており、現在は都市部と比べて支援が届きにくい農村部の被災者への支援を行っています。AAR緊急支援チームが現地から報告します。 (支援が届かない状況を訴える農村部の被災者=トルコ南東部アドゥヤマン県) 「村まで来てくれてありがとう。なかなか支援が届かなくて困っていたんだよ」――。 緊急支援チームは21日、拠点としているガジアンテプ県からさらに内陸のアドゥヤマン県に入りました。近年発展を続ける県都ア...
作成日時:2023/02/24 17:36
更新日時:2023/02/24 17:37
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トルコ南東部で6日に起きた大地震では、隣接するシリアと合わせて両国で4万1,000人以上の死者が確認されています。 AAR Japan[難民を助ける会]は翌日の7日以降、現地で毛布や食料など緊急支援物資の配付を続けています。AARトルコ事務所代表のハリル・オスマンが現場から報告します。 不衛生な環境で病気の心配も 発生から10日が過ぎた被災地では、今も救助隊が倒壊した建物で生存者の捜索を行う一方、がれきの撤去も進められています。 家を失った被災者は厳冬期、公園に仮設されたテントや車両の中で寒さに耐えるか、超過密でトイレも不足した避難施設で過ごすしかなく、不衛生な状態で病気が蔓延す...
作成日時:2023/02/16 19:48
更新日時:2023/02/16 19:48
公開
トルコ南東部で6日に起きた大地震は、発生から1週間を経て、隣接するシリアと合わせて両国で3万3,000人以上の死者が確認され、なお懸命の救助活動が続けられています。 AAR Japan[難民を助ける会]は7日以降、現地で毛布や食料など緊急支援物資の配付を行っていますが、厳しい寒さの中、被災者の疲労は限界に達しています。AARトルコ事務所代表のハリル・オスマンが現場から報告します。 不自由なテントの避難生活 大きな被害を受けたトルコ南東部シャンルウルファ県。県都シャンルウルファ市内の広場には、被災者のために仮設されたテントが並び、幼い子どもを含む約500人が過ごしています。40代のア...
作成日時:2023/02/13 21:10
更新日時:2023/02/13 21:10
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トルコ南東部で6日発生した大地震は10日現在、隣接するシリアと合わせて2万人以上の死者が確認され、発生から72時間を経過した後も懸命の救助活動が続いています。 AAR Japan[難民を助ける会]はイスタンブール事務所の職員を被災地に急派し、現地協力団体と連携して 緊急支援物資の配付を行っています 。 (緊急支援物資を準備するAAR現地職員=トルコ南東部シャンルウルファ県) 大地震が発生した6日、私はイスタンブール事務所から首都アンカラを経由して、7日に被災地に入りました。 大きな被害を受けたガジアンテプ県やハタイ県などでは、多くの住民が倒壊した建物の下敷きになり、救助隊がシ...
作成日時:2023/02/10 20:34
更新日時:2023/02/10 20:34
公開
トルコ南東部で6日発生した大規模な地震では、隣接するシリアと合わせて両国で8,300人以上の死亡が確認され、被災地では厳しい寒さの中、懸命の救助活動が続いています。 AAR Japan[難民を助ける会]は7日、現地で緊急支援物資の配付を開始しました。 (トルコ南東部シャンルウルファ県の被災地でシェルターに身を寄せる子どもたち=2月7日夜) 現地からの情報(日本時間8日現在)では、多くの建物が倒壊してトルコで約5,900人以上、シリアで約2,470人以上の犠牲者がでています。 トルコのエルドアン大統領は7日、被災10県を対象に非常事態宣言を発令し、行方不明者の救出、支援物資の...
作成日時:2023/02/09 12:32
更新日時:2023/02/09 12:32
公開
AAR Japan[難民を助ける会]は、2月6日にトルコ南東部で発生した一連の大地震の被災地支援を開始しました。AARイスタンブール事務所の職員が現地に向かっているほか、被災地近県で緊急物資を準備しています。現地は非常に寒く、一刻も早い支援が必要です。 シャンルウルファで、倒壊した建物からの救出活動を不安そうに見守る人々=2月7日 トルコ南東部での大規模地震では、トルコと隣国シリアで少なくとも5,000人の死亡が確認され、厳しい寒さの中、被害の拡大が懸念されます。 AARはイスタンブール事務所職員を現地に派遣するとともに、情報収集を進めています。 また、被害の大きいガジアンテプ県...
作成日時:2023/02/09 12:28
更新日時:2023/02/09 12:28