トルコ地震被災地で緊急支援物資を配付

トルコ南東部で6日発生した大規模な地震では、隣接するシリアと合わせて両国で8,300人以上の死亡が確認され、被災地では厳しい寒さの中、懸命の救助活動が続いています。
AAR Japan[難民を助ける会]は7日、現地で緊急支援物資の配付を開始しました。

 

(トルコ南東部シャンルウルファ県の被災地でシェルターに身を寄せる子どもたち=2月7日夜)

 

現地からの情報(日本時間8日現在)では、多くの建物が倒壊してトルコで約5,900人以上、シリアで約2,470人以上の犠牲者がでています。
トルコのエルドアン大統領は7日、被災10県を対象に非常事態宣言を発令し、行方不明者の救出、支援物資の配付を急いでいます。

 

AARはイスタンブール事務所の現地職員を被災地に派遣し、現地ネットワークを活用して、トルコ南東部シャンルウルファ県内で7日夜、シェルターに身を寄せる被災者に毛布、子ども用おむつなどを配付しました。

 

(シャンルウルファ県で被災者に支援物資を手渡すAAR職員)

 

(焚火で暖を取りながら話し合うAAR職員と現地関係者)

 

被災地では最低気温が氷点下の厳しい冷え込みが続き、場所によっては薄っすらと雪が積もっています。
シェルターでは幼い子どもたちを含む被災者は不安と寒さに身を震わせており、AAR職員は声を掛けて励ましながら、用意した支援物資を手渡しました。
地元行政からは食料や子ども用ミルク、衛生用品などのニーズがあり、AARは可能な限り調達して配付を続ける予定です。

 

(倒壊したシャンルウルファ県内の建物)

 

(車両で支援物資を運ぶAAR職員)

 

国連機関はトルコ・シリア両国で被災者が最大2,300万人に上ると推計しており、中長期的な支援が求められています。
▼トルコ被災地支援へのご協力をよろしくお願い申し上げます。
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