活動レポート一覧

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ミャンマー地震による人々の生活への影響

本日は、地震後のミャンマーでの暮らしについて、お伝えします。   ミャンマーでは、地震以前から、多くの人が安全な飲み水を手に入れることが難しく、医療施設も十分に整っていない環境で暮らしていました。特に農村部や内戦の影響のある地域では、その状況はさらに深刻でした。   そして地震後、彼らの生活は一層悪化しました。   数万棟の建物が倒壊したことで、19万人が家を失い、屋外や仮設シェルターで眠るようになりました。また、安全な飲み水やトイレなどの衛生施設、住居を確保できない状況となりました。   (地震後、屋外に蚊帳を張って休む住民)   また、約370万ヘクタールの農地と360...

作成日時:2025/10/20 18:20

 更新日時:2025/10/20 18:20


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ミャンマー地震支援・現地プロジェクトコーディネーターのご紹介

皆さんこんにちは、現地プロジェクトコーディネーターで医師のチョーです。 私は15年以上、NGOなどでミャンマー各地のマラリア、結核などの主要な公衆衛生問題の改善に従事してきました。   ( マラリアのフィールド調査を実施するチョーさん)   趣味は、サッカー、水泳、旅行です。友人と話す時間も好きで、心を穏やかに保つために定期的に瞑想もしたりします。   私は、保健医療や人道支援は単なる「サービス」ではなく、思いやりを持ってともに支え合うものだと考えています。   災害地域で活動してきた経験から、真の復興は「共感・協力・立ち直る強さ」から始まると確信しています。これらの価値観...

作成日時:2025/10/20 11:54

 更新日時:2025/10/20 11:54


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10月16日は世界食料デー。地震によるミャンマーの食料事情への影響は?

昨日10月16日は「世界食料デー」です。 本日は地震によって変化したミャンマーの食料事情をお伝えします。   地震以前からミャンマーは深刻な食料不安に直面しており、約1,670万人が紛争やインフレの影響で十分な食料を得ることができていませんでした。しかし、地震によって、状況は急速に悪化しました。農地やインフラの被害によって、作物供給量が減少し、食料価格も高騰しました。最も被害の大きい地域では、約280万人が食料不安に陥り、そのうち約50万人はすでに緊急レベルの飢餓状態にあります。   ザガイン、マグウェ、マンダレー、シャンなどの主要な農業地域にある約370万ヘクタールの農地が地震の影...

作成日時:2025/10/17 20:51

 更新日時:2025/10/17 20:51


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10月14日は「鉄道の日」。地震による鉄道への影響は?

本日、10月14日は、日本では 「鉄道の日」 です。 今回は、地震による鉄道への影響について、現地の状況をお伝えします。   ミャンマーの鉄道は100年の歴史を持ち、ゆっくりと景色を楽しむことができる鉄道として知られています。そのミャンマー鉄道は、2025年3月28日の大地震により、ここ数十年で最大の試練に直面しました。   地震発生前、ヤンゴンとマンダレーを結ぶ鉄道は、ミャンマーの交通機関の重要な大動脈で、数百万人の市民にとって不可欠な交通手段となっていました。   地震による被害は相当広く、ミャンマー国鉄はヤンゴン~マンダレーだけでなく、震源地に近い複数の地域路線まで無期...

作成日時:2025/10/14 17:26

 更新日時:2025/10/14 17:26


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10月10日は「銭湯の日」。地震前後で変わるミャンマーの入浴文化。

本日10月10日は、日本では 「銭湯の日」 とされています。 今回は、ミャンマーでの入浴事情と、地震によって生じた変化について、現地の状況をお伝えします。   地震前の入浴事情 もともとミャンマーの農村地域では川、湖、運河などの自然の水場を使って入浴することが、長い歴史と文化に根差した慣習となっています。また、手動式ポンプを使って水をくみ上げ、屋外や簡易的な屋内のスペースで入浴することも一般的です。一般家庭では、大きな水がめやタンク、井戸に水を貯めることで日常的に水を利用できるようにしています。   ( 手動手押しポンプや運河の水を使って入浴する人々 @シンガイ 。撮影:...

作成日時:2025/10/10 17:01

 更新日時:2025/10/10 17:08


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生活物資配布対象者を決定し、配布物資のニーズ調査を進めています。

NICCOは、マンダレーのシンガイとミッターの2地域で、被災者に必要な生活物資を提供します。 現地提携団体と連携し、高齢者、片親世帯、障碍者など、特に支援が届きにくい人々を優先して配布する対象者を選定しました。 現在、現地で必要とされる支援物資を調査しているところです。 以下は被災者から挙がった必要な生活物資です。 ・ビニールシート ・竹マット ・懐中電灯 ・調理器具、食器など ・蚊帳 ・雨傘 ・ブランケット NICCOは、こうした現地の声を踏まえ、最も必要とされる支援を確実に届けられるよう、綿密な調整を行っています。      

作成日時:2025/10/09 18:12

 更新日時:2025/10/09 18:12


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【活動報告】現地で不足する生活用品のニーズ調査を行っています

NICCOは、2025年5月、被害の大きかった第2の都市マンダレーのシンガイとミッターの2地域において、被災した221世帯に対し、家屋修繕用のビニールシートやマラリア予防の蚊帳、粉シリアルなどの食糧を配布しました。 また、高齢者や子どもなど300人に、ブランケットや歯ブラシセットを提供しました。 両地域は他地域からのアクセスが困難であり、地震発生以来、外部からの支援が届いていないことから、今後も継続的な支援が求められています。 現在NICCOでは、現地連携団体と連携をして、現地で不足する生活用品に関するニーズ調査を実施しています。 引き続き皆さまの応援をよろしくお願いします。

作成日時:2025/10/07 17:03

 更新日時:2025/10/07 17:03


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地震から6か月。被災者の声と今後のNICCO支援

地震発生から6ヵ月が経過しました。 現在NICCOでは、現地の提携団体と連携し、必要な物資と調達できる物資を調整しています。 今回の災害では、慣れない避難生活や先の見えない不安、そして家族、とくに子どもを守らなければならないという責任感から、多くの被災者が 深い精神的な苦痛 を抱えていることが分かりました。 現地での聞き取りでは、 「こんなことは今まで経験したことがなかったので、とても怖かった」 「子どもたちが心配で仕方ない」 「今でも恐怖を感じる」 といった声が多く寄せられました。 特に、社会的に立場の弱い家族や小さな子どもを抱える家庭では、精神的なダメージが大きく、 ...

作成日時:2025/10/06 17:40

 更新日時:2025/10/06 17:40



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