10月14日は「鉄道の日」。地震による鉄道への影響は?

本日、10月14日は、日本では

「鉄道の日」

です。

今回は、地震による鉄道への影響について、現地の状況をお伝えします。

 

ミャンマーの鉄道は100年の歴史を持ち、ゆっくりと景色を楽しむことができる鉄道として知られています。そのミャンマー鉄道は、2025年3月28日の大地震により、ここ数十年で最大の試練に直面しました。

 

地震発生前、ヤンゴンとマンダレーを結ぶ鉄道は、ミャンマーの交通機関の重要な大動脈で、数百万人の市民にとって不可欠な交通手段となっていました。

 

地震による被害は相当広く、ミャンマー国鉄はヤンゴン~マンダレーだけでなく、震源地に近い複数の地域路線まで無期限で運航を停止せざるを得ない状況となりました。国の重要な鉄道動脈が停止し、人や物資にとって重要不可欠な交通手段が麻痺したのです。

 

大地震は、歴史あるインワ鉄橋、地域を結ぶ橋や線路を含めた鉄道インフラにも深刻な被害を与えました。一部の路線では引き続き運航を続けていますが、ヤンゴン~マンダレーやピンマナー~タウンドウィンジーなどの主要路線は運航を停止しました。ミャンマー国鉄は全路線での運航再開に向けて復旧を進めているところです。

 

(インワ橋の地震前後の様子。Source:ndtv.com

 

鉄道網の破壊により、多くの人が必要な生活物資を得られない状況です。

NICCOでは、特に他地域からのアクセスが悪く、支援の手が届いていない地域へ必要な支援を届けます。

現地の声を踏まえ、必要とされる物資を確実に届けられるよう支援を継続しています。