新型コロナウイルスの新規感染者が高止まりを続けていたり、
0円食堂で食事を作ってくれる大学生の皆さんが試験があったりで、
なかなか0円食堂に向けた食堂をオープンすることが出来ないでいましたが、
令和5年2月4日、ようやくコロナの新規感染者も福島県では下火になり、
大学生の試験もひと段落したということで、0円食堂に向けた食堂を実施することが出来ました。
本日の献立はハヤシライスです。
毎回開催場所は東日本大震災及び福島第一原発事故により福島県の浜通りの市町村から、
菊人形や智恵子抄で有名な安達太良山がある二本松市に避難している方々が暮らす災害公営住宅若宮団地で実施しておりますが、
住んでいる方が高齢者の方が多いので、ハヤシライスを食べたことはもちろん、見たことも聞いたこともない方もいます。
その方に「ハヤシライスってどんなご飯?」と聞かれたのですが、
ハヤシライスを説明するのって難しく、答えに窮してしまいました。
「具材は牛肉と玉ねぎを使って、見た目や味付けがビーフシチューみたいな食べ物」と答えてみましたが、
上手な説明の仕方があったら教えてください。
協力してくれる学生のボランティアの皆さんも楽しみながら、活動に参加してくれているのが伝わるかと思います。
楽しみにしていると言えば、ハヤシライスを取りに来る団地の皆さんも、大学生もお互いに食事の受け渡しの際の交流を楽しみにしています。
2月4日の活動の際には高齢の男性の方と学生で
学生「私のおじいちゃんに見た目も、声も、服の好みもそっくりなんですよ」
男性「じゃあ孫みたいなもんだから、次の食堂の時にはお小遣いをやんなくちゃな」
なんていう会話がなされていました。
傍でおじいちゃんに見た目も声も服の好みもそっくりなら、それはもうおじいちゃん本人なんじゃないかと思いながら聞いていました。
そういう会話が生まれるようになってきたのも、ギブワンを通して全国の皆様が0円食堂に向けた食堂にご寄付を寄せてくれる事によります。
引き続き活動を行っていきますので、今後ともよろしくお願い致します。