10月23日に福島県二本松市の災害公営住宅若宮団地で第6回ゼロ円食堂に向けた食堂の活動を行いました。
今回の活動にも福島大学の災害ボランティアセンターの学生さんが4名参加してくれました。
学生さんから「この活動はやっていてとても楽しくて、笑いが絶えないし、住民の方とも交流出来るのでやりがいがあります」というお言葉を頂くことが出来ました。
私どもからしても学生の皆さんがいないと活動を始めることも出来ないし、むしろ毎回協力していただいてありがたいばかりです、という気持ちでいっぱいです。
さてここで寄付プロジェクト名にもなっている「ゼロ円食堂に向けた食堂」の名前の由来を改めて説明させて頂きます。
日曜日の夜7時から放送している『鉄腕DASH!!』の人気企画に「ゼロ円食堂」いう企画があります。
まだ食べられるにも関わらずに廃棄される食材を活用して美味しい食事を作るという内容です。
この企画はテレビで放送しているということで知名度が抜群ですし、人気グループTOKIOのメンバーが実際に食事を求めて、様々な方とふれ合っているので、
多くの方が「使い道がない(もしくは捨ててしまう)ので、ご自由にお持ちください」と協力してくれます。
しかし私どもの団体も、活動もまだまだ知名度があるわけではありません。
ですからいきなり「ゼロ円食堂」の活動を行おうとしても、すぐに超えることが出来ない困難にぶち当たるのは目に見えています。
そこでGive One様を始め、活動の趣旨に賛同いただける皆様のご寄付を活用させて頂き、まずは今年度は食材を購入しながら活動をスタートさせ、
少しずつ活動内容が認知され、広まっていき、協力してくれる個人や団体を増やしていこう、そして将来的には「ゼロ円食堂」になれるように
今は「ゼロ円食堂に向けた食堂」としてやっていこうと活動しております。
本当であれば学生と避難者が一緒に食事を作って、食べながら交流したいのですが、ウィズコロナの活動という事で、感染リスクを少しでも下げるために
学生だけで食事を作って、食事を取りに来てもらい、その際に交流をするという方式で実施しています。
それでも第6回目ともなりますと、災害公営住宅に住む皆様も学生もお互いに顔も名前も覚え、話にはなを咲かせている姿が多くみられるようになってきました。
今後もフードロスを少しでも少なくし、学生と避難者のつながりをつくるための活動を継続していきますので、
引き続きご支援、ご協力の程よろしくお願い致します。