小学校への文具支援を実施しました

タンザニアでは、今日、明日(9月13日、14日)と小学校の最終学年7年生の国家試験(進学試験)が行われます。7年生の生徒たちはこの日に備え、補習授業などを受けるなどして一生懸命勉強していました。

 

補習授業中の7年生の生徒たち

写真:補習授業中の7年生の生徒たち

 

政府には各学校に試験問題を届けるための車が不足しているため、毎年この試験の時には、いろいろな組織に対して車供出令が出されます。カウンターパートTEACAも例外ではなく、試験前日の昨日から試験問題の配布、回収のため、キリマンジャロ山にある小学校を回っています。今朝は大雨だったため、山道に相当苦労しているに違いありません。

 

さて、そんなキリマンジャロ山中の小学校に対して、当会は毎年文具の寄贈を行っています。この8月には年初に続いて2回目となる寄贈を山麓のマヌ小学校とオリモ小学校に対して実施しました。また今月はロレ村で、日曜学校の子どもたちへの文具寄贈を行いました。

 

オリモ小学校の生徒たちへの文具寄贈

写真:オリモ小学校の生徒たちに文具を寄贈

 

ロシアによるウクライナ侵攻などでタンザニアでも激しく物価が高騰しており、教育への支出はどの家庭にも重い負担となっています。7、8月には主食作物のトウモロコシが収穫を迎え、ここにきて食料価格の高騰には少しブレーキがかかったようでほっとしていたのですが、つい先日、また石油価格が史上最高値を更新するまで一気に上昇し、今後さまざまな形でまた家計を圧迫することになると心配しています。

 

私たちには限られた学校への文具支援くらいしかできませんが、少しでも各家庭での教育費負担の軽減につながり、子どもたちが勉強道具に困ることなく学べるよう、これからも支援を続けていきたいと思っています。

 

私たちには限られた学校への支援しかできませんが、少しでも家庭での教育費負担を軽減し、子どもたちが勉強道具に困ることのないよう、これからも文具支援を続けていくことにしています。