活動レポート一覧

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仮設住宅に交流の場を 「やわやわ喫茶」オープン

能登半島地震で大きな被害を受けた石川県志賀町では、順次建設された仮設住宅への新規入居が進んでいます。 AAR Japan[難民を助ける会]は新たな支援として、仮設住宅の集会所で交流サロン「やわやわ喫茶」を始めました。 「やわやわ」とは石川県の方言で「ゆっくり」「無理せずに」という意味。 入居者の皆さんの交流促進の一助になることを目的に、「ゆっくり生活再建を進めていこう」という思いが込められています。 「やわやわ喫茶」で仮設入居者の女性と談笑するAAR職員の小田隆子(2024年9月11日、石川県志賀町とぎ第二団地内集会所)   お茶とお菓子が用意された「やわやわ喫茶」では、くつろいだ...

作成日時:2024/11/25 11:47

 更新日時:2024/11/25 11:47


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能登半島地震から半年:被災地の人々とともに

家屋が倒壊したままの住宅地を歩く子どもたち(2024年4月、石川県輪島市)   地震発生から半年、被災地では復興が進む一方、今も約2,200人が避難所生活を送っています。AARは被災地の課題に対応するため、石川県七尾市に拠点を置いて、被災地支援を続けています。半年間の活動および今後の取り組みを報告します。 AARは地震発生直後から、協力団体や企業と連携して炊き出しや、緊急支援物資の配布を行いました。現在は仮設住宅入居者への家電提供、被災者支援制度の申請サポート、傾聴・マッサージなどの支援に取り組んでいます。また、住民のコミュニティー形成をサポートするため、仮設住宅内の集会所・談話室に備品...

作成日時:2024/07/03 14:15

 更新日時:2024/11/20 17:15


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被災地を走る「お風呂カー」入浴支援:能登半島地震

能登半島地震の発生から4カ月半、石川県内の被災地では道路の復旧や仮設住宅の建設が進む一方、今も多くの倒壊家屋が放置され、上下水道が使えないままの地域もあります。AAR Japan[難民を助ける会]は2月以降、「お風呂カー」巡回による入浴支援を続けています。   石川県能登町羽根地区の海岸沿いで入浴準備をするお風呂カー=石川県能登町羽根地区で2024年4月20日   「ここにお風呂カーが来る時は、毎回入りに来ています。娘は障がいがあるので、自衛隊のお風呂は、人が多くて嫌がります。普段は鍋でお湯を沸かし、浴槽に溜めて入浴しているので大変です。このお風呂はゆっくり入れるので本当に助かります」...

作成日時:2024/05/22 18:11

 更新日時:2024/11/20 17:19


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志賀町の仮設住宅で避難生活をサポート:能登半島地震

能登半島地震で大きな被害を受けた石川県志賀町では、住宅が全壊または大規模半壊した被災者の応急仮設住宅への入居が進んでいます。AAR Japan[難民を助ける会]は石川県や志賀町と連携し、入居世帯への生活家電の配布などの支援に取り組んでいます。   聞き取り調査で仮設住宅を訪問し、チャリティチョコレートを手渡すAARの桐生栞。チョコにはセールスフォース主催イベントの参加者と社員の皆さんからのメッセージが添えられています   志賀町内には194世帯分の仮設住宅が建設され、4月に入居が始まりました。入居者には県からテレビ、洗濯機、冷蔵庫が一律支給されますが、AARの支援は入居説明会の際に用意...

作成日時:2024/05/14 14:53

 更新日時:2024/11/20 17:21


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障がい者の皆さんの「働く場所」を守ります:能登半島地震

AAR Japan[難民を助ける会]は、能登半島地震で被災した石川県内の障がい福祉施設への支援を続けています。発生直後に食料や水、簡易トイレなどの支援物資を届けただけでなく、4カ月経った現在は、施設利用者の皆さんが働く作業所が再開されるように、資機材の提供や施設修繕などの支援を行っています。現地から報告します。   障がい福祉サービス事業所「ゆうの丘」で菓子箱の組み立て作業に取り組む利用者の皆さん=石川県七尾市で2024年3月19日   「地震の後すぐにAARから支援が届くという連絡がありました。本当にうれしくて、やったぞ!と叫びそうになりましたよ」。そう話すのは、石川県七尾市の障がい...

作成日時:2024/05/02 11:46

 更新日時:2024/11/20 17:23


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外国人被災者への支援を継続:能登半島地震

能登半島地震では石川県内で暮らす多くの在留外国人も被災しました。言語の問題から避難情報や行政の支援情報へのアクセスが難しいことも多く、外国人被災者は不安を抱えながら避難生活を送っています。AAR Japan[難民を助ける会]は、支援から取り残されがちな外国人居住者への支援を継続して行っています。   食べなれたタイ米を受け取るラオス人とベトナム人の実習生=富山県氷見市で2024年3月   「地面が大きく揺れて本当に怖かった。慌てて机の下に隠れましたが、ガラスが割れて足にけがを負いました」。石川県珠洲市の縫製工場で働いていたラオス出身のラムニさんは、能登半島地震が生まれて初めて経験した地...

作成日時:2024/04/17 10:19

 更新日時:2024/11/20 17:24


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被災地の日常を取り戻す日まで:能登半島地震3カ月

1月1日の能登半島地震の発生から3カ月が経ちます。災害関連死を含めて244人が犠牲になった被災地では、仮設住宅の建設が急ピッチで進むなど復興に向けた懸命の努力が続く一方で、今なお避難所で8,000人以上、自宅などで約1万3,000人が避難生活を余儀なくされています。AAR Japan[難民を助ける会]は地震発生直後に石川県内で緊急支援を開始し、その後も被災者の皆さんに寄り添う活動を続けています。   「3カ月を経て緊急期から復興期に移行しつつある今、炊き出しや物資配付を中心とした支援から、全半壊した住まいをどうするかといった生活再建へと支援課題も変化しています。しかし、未だに避難所での生活...

作成日時:2024/04/01 18:00

 更新日時:2024/11/20 17:27


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傾聴で「心」の支援:能登半島地震

能登半島地震によって石川県内の多くの障がい福祉施設が、建物の損壊や断水など、ライフラインに関わる甚大な被害を受けました。AAR Japan[難民を助ける会]は、施設の管理者や職員の方々の不安や悩みに真摯に耳を傾ける「傾聴」の活動を行いながら、必要とされる支援を届けています。   震災後の思いをAARスタッフに吐露する「ともえ」の花田仁美さん(左)=石川県七尾市   石川県七尾市で障がい者福祉事業を行う共同生活援助事業所「ともえ」は、地震により施設の一部が損壊するなど大きな被害を受けました。断水が2カ月以上続き、職員の皆さんは近くを流れる川から汲んだ水をバケツリレーで施設に運び、生活用水...

作成日時:2024/03/26 15:10

 更新日時:2024/11/20 17:28


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災害時の「見えない障がい」への理解が課題に:能登半島地震

復興に向けた取り組みが続く能登半島地震の被災地で、AAR Japan[難民を助ける会]は被災した障がい福祉施設、障がい者世帯への支援に力を入れています。その中で見えてきた問題のひとつが、外見的に気付きやすい身体障がいと比べて、発達障がいや精神障がいなど一見して「見えない障がい」がある被災者の悩みです。これは能登に限らず、大規模災害が起きる度に起きる課題でもあります。被災地の切実な声を紹介します。   障がい者が避難所で暮らす難しさを説明する支援施設「ともえ」の松下順子さん(中央)=石川県七尾市で   「多くの被災者が集まる避難所で、精神障がいのある利用者のことを理解してもらうのは非常に...

作成日時:2024/03/22 09:53

 更新日時:2024/11/20 17:29


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「ラストワンマイル」をつないで支援を届ける:能登半島地震

能登半島地震の発生から2カ月以上が経った今も、被災地では1万人以上が避難所での避難生活を余儀なくされ、4,500人以上が自宅での在宅避難を続けています。現場で救援物資を届けるにあたってしばしば直面するのが、物資集積所から個々の被災者の手に渡るまでの最後の区間で配達が滞ってしまう、いわゆる「ラストワンマイル問題」です。石川県内の障がい福祉施設を支援しているAAR Japan[難民を助ける会]は、地元のNPO法人や企業と連携して、この問題の克服に取り組んでいます。   壊滅的な被害を受けた交通インフラは、主要な幹線道路の復旧が急ピッチで進められる一方、人口が少ない地域では物資が届きにくい状況が...

作成日時:2024/03/13 09:02

 更新日時:2024/11/20 17:31


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「ささやかでも明るいことを」お菓子の詰め合わせを配付:能登半島地震

能登半島地震の発生から2カ月が経ちます。被災地では今もなお1万1,000人以上が避難所での避難生活を送っており、車中泊や在宅避難での生活を余儀なくされている人も多くいます。AAR Japan[難民を助ける会]は、被災した人々に少しでも元気になってもらおうと、地域の福祉施設と連携して、羊かんとクッキーなどの詰め合わせを配付しました。   羊かんとクッキーの詰め合わせを受け取った男性=石川県七尾市で2024年2月27日   石川県七尾市の社会福祉法人「野の花福祉会」が運営する障がい福祉サービス事業所「ゆうの丘」は、AARが緊急支援の開始直後に支援を届けた施設です。1月3日に飲料水や食料、清...

作成日時:2024/03/06 09:25

 更新日時:2024/11/20 17:32


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移動式お風呂カーで入浴サービスを提供:能登半島地震

2024年1月1日の能登半島地震発生から2カ月が経ちます。大きな被害を受けた石川県では今も一部地域で断水が続き、被災した人々は入浴やトイレの利用において不自由な生活を強いられています。AAR Japan[難民を助ける会]は被災地で活動するNPOと連携して、移動式お風呂カーの支援を開始しました。   お風呂カーの湯船に気持ちよさそうにつかる利用者=石川県輪島市町野町金蔵で2024年2月21日   石川県の被災地ではライフラインや道路などのインフラが大きな被害を受けました。なかでも上下水道の被害は大きく、今も広い地域で断水が続いています。こうした地域の人々は自衛隊や宿泊施設が提供する浴場を...

作成日時:2024/02/28 11:54

 更新日時:2024/11/20 17:33


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志賀町の仮設住宅・自主避難所を支援します:能登半島地震

能登半島地震で最大震度7を観測した石川県志賀町は、住宅約5,800棟が全半壊(一部損壊含む)する大きな被害を受けました。同町では仮設住宅の建設が進められており、AAR Japan[難民を助ける会]は入居者に家電製品や生活用品を提供するほか、自主避難所などへの支援を準備しています。   ボランティアの理容師による自主避難所での整髪サービス=石川県志賀町東小室集会所で2024年2月15日   能登半島西岸に位置する志賀町を車で走ると、道路沿いに1階部分が押しつぶされた民家、全壊した古い寺院が手の付けようもなく放置され、被害の深刻さを物語っています。同町は人口1万8,000人余り、町内には北...

作成日時:2024/02/21 18:51

 更新日時:2024/11/20 17:34


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元気を届ける炊き出しメニュー「少しでも笑顔に」:能登半島地震

能登半島地震の被災地では、石川県内の避難所、車中泊などで約2万3,000人が今も避難生活を続けています。AAR Japan[難民を助ける会]は震災の発生直後に炊き出しを開始し、少しでも被災者の皆さんの力になれればと、これまでに輪島市、珠洲市、能登町などの避難所で累計2万6,000食の温かい食事を提供しています。   炊き出しの炊き込みご飯を盛り付ける加藤勉AAR理事=石川県珠洲市立若山小学校の避難所で2024年2月10日   AARの炊き出しの中心を担っているのは、パートナー団体の認定NPO法人ピースプロジェクト(代表:加藤勉AAR理事)。珠洲市立若山小学校の避難所で炊き出しの準備をし...

作成日時:2024/02/13 14:53

 更新日時:2024/11/20 17:37


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洗濯機提供「助かるよ」 出張マッサージも好評です:能登半島地震

能登半島地震の発生から1カ月余り、AAR Japan[難民を助ける会]は厳しい寒さの中で避難生活を続ける被災者の皆さんへの炊き出しや洗濯機などの提供、出張マッサージといった支援に切れ目なく取り組んでいます。現場からのレポートです。   近隣住民が身を寄せる集会所に洗濯機を届けるAAR北川順子(右)と被災女性ら=石川県輪島市町野町の若桑集会所   「凍るような冷たい沢の水で下着を洗ったこともある」「金沢のコインランドリーまで往復7時間かけて洗濯に通っていたんだよ」――。市街地から離れた山間にある石川県輪島市町野町の若桑集会所は、高齢者を中心に在宅避難を続ける近隣住民が支援物資を受け取る拠...

作成日時:2024/02/06 11:00

 更新日時:2024/11/20 17:39


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身体も心も温まる一杯 被災者が協力して炊き出し:能登半島地震

能登半島地震の発生から1カ月、石川県内では今も約1万4,000人が避難生活を送っています。AAR Japan[難民を助ける会]の緊急支援チームは、発生直後からパートナー団体とともに炊き出しを開始し、2月からは輪島市内のレストランのシェフら地元有志グループが自ら取り組む炊き出し活動をサポートします。   炊き出しの調理をするシェフ池端隼也さん=石川県輪島市で2月1日   輪島市内の被災者など有志による「ラトリエ炊き出し」は、フレンチレストラン『ラトリエ ドゥ ノト』のシェフ池端隼也さんが中心となって、一日約1,500~1,600食を近隣の在宅避難者や避難所に身を寄せる方々に毎日提供してい...

作成日時:2024/02/02 10:31

 更新日時:2024/11/20 17:40


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マッサージでくつろいで 専門家派遣開始:能登半島地震

被災者にマッサージする理学療法士の増田桃子さん=石川県輪島市の若桑集会所で2024年1月27日   能登半島地震の発生から間もなく1カ月、石川県内では今も1万人を超える被災者が避難生活を送っています。 長引く断水や厳冬の寒さ加えて、避難生活では運動不足やストレスが深刻化 しており、AAR Japan[難民を助ける会]は皆さんが少しでもリラックスして過ごせるように 専門家によるマッサージ提供を始めました 。   AAR緊急支援チームは1月27日、 パートナーの鍼灸マッサージ師、理学療法士とともに、近隣住民が集まる石川県輪島市の若桑集会所を訪問 しました。市街地から離れた場所に...

作成日時:2024/01/29 11:17

 更新日時:2024/01/29 11:17


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企業ご提供の羊かんや蜂蜜を直接届けています:能登半島地震

能登半島地震の被災地では厳しい寒さの中、多くの被災者が不自由な避難生活を続けています。AAR Japan[難民を助ける会]の緊急支援チームは、当会と連携する企業から提供された支援物資を石川県内の避難所などに直接お届けして喜んでいただいています。   避難所で虎屋の羊かんを手渡すAARの生田目充=石川県輪島市で2024年1月24日   約30人の高齢者が避難している石川県輪島市の地域生活支援施設「ウミュードゥソラ」。長年AARを応援していただいている和菓子の老舗・株式会社虎屋(東京都)から提供された羊かん「小形羊羹」「やわらか羊羹ゆるるか」を皆さんにお配りすると、「まあ、虎屋の羊かん!」...

作成日時:2024/01/26 13:11

 更新日時:2024/01/26 13:11


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「炊き出しに使って」静岡から新鮮な野菜が到着:能登半島地震

能登半島地震の発生から3週間余り、被災地では厳しい冷え込みの中、AAR Japan[難民を助ける会]の緊急支援チームは、他団体とも連携して炊き出しを続けています。石川県輪島市内の炊き出しでは先週来、静岡県浜松市のマブチ農園(馬淵康之代表)から提供された新鮮な野菜を使って、被災住民の皆さんに温かい食事をお届けしています。   能登半島地震の被災地に送られる野菜とマブチ農園の皆さん(左)/マブチ農園の収穫風景(右)=静岡県浜松市   「わあ、うれしい!」「寒いので温まるよ」「家族でよく作って食べてました」――。輪島市ふれあい健康センターに設けられた避難所で、郷土料理「とり野菜みそ」を受け取...

作成日時:2024/01/23 16:08

 更新日時:2024/01/23 16:13


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厳しい寒さの中 炊き出しを続けています:能登半島地震

能登半島地震の被災地では、厳しい寒さの中、石川県だけで今も約1万5,000人が避難所での生活を余儀なくされています。AAR Japan[難民を助ける会]の緊急支援チームは、他団体とも連携しながら同県内の避難所で炊き出しを続けており、震災発生以来、約1万3300食の温かい食事をお届けしました。   AARと連携するNPO法人BOND&JUSTICEによる炊き出しに並ぶ被災住民の皆さん=石川県能登町のニコニコ広場で2024年1月13日   「温かいきつねうどん、おいしいね」「今夜も冷えるから豚汁ありがたいよ」――。連日かじかむ寒さが続く石川県珠洲市立若山小学校の避難所で、AARは1月3日以...

作成日時:2024/01/23 16:01

 更新日時:2024/01/23 16:13



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