新潟リトルベビーサークル こめっこくらぶ から活動報告が届きました。

【2023 年度活動報告書】

 

新潟リトルベビーサークル こめっこくらぶ

代表 松浦 あかね 倉嶋 里歩

 

 

1.2023 年 4 月~2024 年 3 月 

主な活動)

・毎月2 回 オンライン交流会

→ZOOM にて昼の部、夜の部各2 時間程度各回参加者33~10 名

 

 

・4 月 新潟県版リトルベビーハンドブック「にいがたリトルベビーハンドブック」

新潟県内の各NICU 、各母子保健窓口にて配布開始。

→新潟総合テレビ様にて、特集が放送される

→朝日新聞様にて、特集記事が掲載される

 

 

・6月 当サークルとにいがたリトルベビーハンドブックについての特集記事が

朝日新聞様にて再度掲載される

 

・1 0 月 世界早産児デー写真展「小さな命の写真展」

→ながおか花火館 来場者約320 名

→新潟テレビ21 様より取材を受け、特集が放送される

→共同通信様より取材を受け、中部経済新聞、千葉日報、山梨日日新聞に特集記事が掲載

される。

 

・1 1 月 世界早産児デー写真展「小さな命の写真展」

→上越市民プラザ 来場者約80 名

→新潟日報様より取材を受け、特集記事が掲載される。

 

・1 2 月 世界早産児デー写真展「小さな命の写真展」

→いくとぴあ食育・花育センター 来場者約130 名

・2024 年11~2 月 こども家庭庁による発育曲線の改訂に伴い、にいがたリトルベビーハ

ンドブック内の発育曲線の差し替えに関して県庁と相談、改訂の方向へ。

 

 

2.世界早産児デー写真展の報告

 

1)開催日時・場所

2023 年1 0 月1 4 日~1 0 月22 日 長岡市 ながおか花火館

2023 年1 1 月24 日~1 1 月2 6 日 上越市 上越市民プラザ

2023 年12 月7 日~12 月9 日 新潟市 いくとぴあ食育・花育センター

 

2)展示内容

・新潟県内の早産児・低出生体重児の親子15 組の写真パネル

→それぞれの親子の、出生時、NICU 退院時、現在の3 枚の写真を展示

・にいがたリトルベビーハンドブック

・NICU 入院中のリトルベビーが使用する小さなオムツ

・サークル代表松浦、倉嶋の子の出生体重(570g 、58 6g で作られたウェイトベア

ディスポ手袋を装着しての抱っこ体験も実施

・リトルベビーハンドブックについての説明

・母乳バンク、ドナーミルクについての説明

・搾乳パックのサンプル

 

3) 来場者数

ながおか花火館 320 名

上越市民プラザ 80 名

いくとぴあ食育・花育センター 130 名

 

 

4)来場者の感想

・400g、500g台で生まれてきてしまう子がたくさんいることを知りました。とても大変

だったと思います。お母さん本当にお疲れ様です。

・我が娘も超低体重児で491gでした。今は16歳にまで元気に成長してくれました。い

ろいろ悩みもつきませんが、親も日々頑張らねばと思っています。元気に成長を楽しんで

ください。

・強く生きている姿に感動しました。これからもたくさんの笑顔、幸せが訪れることを願

っています。

・こうやって小さく生まれた赤ちゃんたちが立派にその子たちのペースで成長している

姿を見て、交流できる素敵な写真展だと思います。

・生まれたときはとてもつらい思いをされたと思いますが、みんなの成長が家族や医療者

の希望になっています。大きくなった姿をまた見せてください。素敵な展示会をありがと

うございます。

・NICUで働いていたので、懐かしい気持ちでした。離れてみて、こんなに生命にあふれ

たかわいい子どもたちに出会えたステキな職業だと誇りに思います。

・息子も早産児のため、現在の元気に育った姿の写真を見て勇気づけられました。

・みんなかわいかったです。実際に重さを体験できるブースがあったよかったです。

・小さく生まれても元気に育っている写真を見て、とても勇気がもらえて感動しました。

・こめっこくらぶの存在は、ママたちにとって大きな存在だと感じました。

 

5)所感

 

2021年11月に当サークルを立ち上げ、昨年度初めての世界早産児デー写真展を開催、今年度は22回目の開催となりました。

昨年度は新潟市の子育てサポート団体様との共同開催でしたが、今年度の写真展は当サークル単独での開催としました。

 

昨年度は新潟市、長岡市の22会場での開催でしたが、新潟県も広く、上越市在住の当事者様、医療従事者様などからの、

上越市内での開催を希望される声も多く、今年度は新潟市、長岡市、上越市の33会場での開催としました。

当サークルのメンバー、そしてSNSでも写真を募り、親子1515組、合計48枚のリトルベビーとそのご家族の写真が集まりました。

出生時、NICUを退院された頃、そして現在の33枚の写真を展示し、11人の成長がみられるようにしました。

 

当日は多くのリトルベビーとそのご家族、大きく成長されたリトルベビーのみなさん、医療従事者の方々、

一般の方、ととても多くの方が来場してくださり、涙を流しながら観覧される方もいたり、直接来場者の方とお話をすることもできたり、

わたしたちにとってもとても有意義な写真展となりました。

 

また、写真展を開催するにあたり、会場設営など、NICUの看護師の方々や、看護学生、リトルベビーを出産されたご家族の方など、

多くの方がボランティアとして手伝ってくださり、多くの方とお話することができとてもうれしかったです。

今後も、写真展は毎年開催していきたいと考えております。

 

3.にいがたリトルベビーハンドブックについて

・2023年4月 新潟県版リトルベビーハンドブック「にいがたリトルベビーハンドブック」

新潟県内のNICU8施設、各市町村母子保健窓口にて配布開始。

出生体重が1500g未満または在胎週数32週未満の方、またはそれ以外の低出生体重児で希望された方が受け取られ、

「今まで母子手帳が書けずに涙していたが、書けるようになってうれしい」「リトルベビーハンドブックができるのをずっと待っていた」

などの声が聞かれている。

・2024年11月 こども家庭庁による発育曲線の改訂に伴い、にいがたリトルベビーハンドブックの発育曲線も改訂。

昨年度に引き続き、皆様のあたたかいご支援、本当にありがとうございました。

わたしたちの活動が、1人でも多くのリトルベビーとそのご家族に支えになれるよう、今後も活動していきたいと思っております。

今後ともよろしくお願いいたします。