活動報告をする前に、台風13号や台風13号に伴う線状降水帯で被害に遭われた皆様の一日も早い復旧を心より願います。
毎回「ゼロ円食堂に向けた食堂」には福島大学の災害ボランティアセンターの学生さんが多く協力してくれていますが、
今回の「9月のゼロ円食堂に向けた食堂」は9月16日に実施しましたので、
台風や線状降水帯の影響で同じ福島県内、特にいわき市では床上浸水の被害が1,000棟以上も出たという事で、
いわき市でのボランティア活動に行っている学生さんもいるため、少人数での活動となりました。
本日の献立は「ミートソース丼」です。
毎回活動場所は福島県二本松市内にある、東日本大震災による避難生活者向け住居、通称災害公営住宅の集会所で実施させて頂きておりますが、
災害公営住宅で生活する方は比較的年齢が高い方が多いので、
ミートソース丼という横文字の献立は新鮮に感じるようで、今回来てくださった方から、
「普段はほとんど和食中心の食生活で、ほとんど決まったものしか食べないから、月に1回学生さんが作ってくれる食事がすごく楽しみにしてるのよ」
という嬉しいお言葉を頂戴しました。
災害公営住宅にお住いの方と学生の繋がりも活動を続けるうちにだんだんと強くなっておりまして、
ゼロ円食堂に向けた食堂に来てくれる度に差し入れを持って来て下さる方もいます。
ヨーグルトやゼリー、お菓子等差し入れだけでお腹がいっぱいになるんじゃないかという量です。
コロナウイルスが第5類になったとは言え、前述の通り災害公営住宅に住んでいらっしゃる方は年配の方が多いので、
感染してしまった場合には重篤化しやすいということで、感染リスクを下げるために食事はお持ち帰りして食べてもらっているのですが、
食事を取りに来て、集会所の入り口でちょっとした井戸端会議みたいに話が弾むこともしばしばです。
このように異世代でも月に1回顔を合わせるうちに繋がりが出来るのが、ゼロ円食堂に向けた食堂の醍醐味ですね。
引き続き活動を継続するために、全国の皆様のご寄付をお待ちしておりますので、ご協力の程よろしくお願い致します。