タンザニアの小学校への教師用資材支援を実施しました

キリマンジャロ山麓オリモ小学校の先生方

キリマンジャロ山麓オリモ小学校の先生方

 

キリマンジャロ山麓テマ村にあるオリモ小学校から依頼を受けていた、教師用資材の支援を実施しました。

 

同校では昨年度、傷みの激しかった2教場の改修支援したのをはじめ、これまで生徒用の学用品の支援を実施してきました。

 

校長先生からは以前から教師用の資材が不足している状況を伺っていましたが、これまで生徒向けを優先していたことから、教師向けは今回が初めてになります。

 

学校側から出されていた要望は、たとえば以下のようなものになります。

出席簿、指導用ノート、チョーク、模造紙、T定規、A4用紙、カラーペーパー、カーボンペーパー、マーカーペン、ホチキス、パンチ、ノリ、マスキングテープ、電卓などです。

 

これらについて必要量を手渡してくることが出来ましたが、学校には基本的なものが何もないという苦しい状況です。T定規を手にした先生が「これがどんなに必要だったか、本当に嬉しいわ!」と言って喜ばれていた姿が印象的でした。

 

近隣エリアも含め、教師、教科書の不足は少しずつ改善の方向にあると見ていますが、まだまだ授業に必要な様々なものが不足しています。当会は毎年キリマンジャロ山麓の小学校から1校を選んで生徒への学用品支援を続けてきましたが、今後は教師用の資材、教材もこれにあわせて考慮していく必要があると考えています。

 

改修工事をした教場で学んでいる生徒たち。教室に顔を出すと、みんな立ち上がって挨拶してくれました。

改修工事をした教場で学んでいる生徒たち。教室に顔を出すと、みんな立ち上がって挨拶してくれました。