裁縫教室再開に向けて一歩前進?

 

TEACA裁縫教室で設備のチェックをするTEACAリーダーと先生方

 

タンザニアでは3月16日に初のコロナウィルス感染者が確認されると同時に、全土の教育機関が閉鎖されました。

 

これまでいつ再開されるか明示されていなかったのですが、今月初めに教育科学技術職業訓練省(以下教育省)のイレレ大臣は「小中学校の再開は9月になる。その他の学校についてはこれらが再開された後になる」と発表していました。

 

しかしこのたびマグフリ大統領は「国内すべての大学および中学校の最終学年を6月1日から再開する」と発表しました。またその他の教育機関については「再開されるこれら学校の状況を見る」としています。

 

どうも当初の教育省の発表とは時期や内容が異なってきていますが、大統領決定がすべてですから、発表内容通り6月1日から大学と中学最終学年は再開されることになるでしょう。

 

今回の大統領発表を見る限り、TEACAの裁縫教室(政府の職業訓練校であるVETAの認定校)はまだ再開できそうもありません。少なくともVETAが大統領発表を受けて、とくに最終学年の再開をどう判断するかを見守る必要があります。

 

また再開されたにしても、生徒が戻ってくるかという問題があります。誰しも感染への懸念を抱くでしょうし、無理のないことです。

 

いずれにしろVETAの動きを見つつ、カウンターパートのTEACAと話し合いながら再開に備えていくつもりです。