【2023年8月】たくさんのエールが詰まった新しい居場所『せたエール』

親を頼れない若者が、気軽に立ち寄れる『居場所』。

「よこはまPort For」(横浜市受託事業)、「さが・こんね」(佐賀県受託事業)、「かたるベースくまもと」(熊本県・熊本市受託事業)、「えんがわ」(江戸川区受託事業)に続き、東京都世田谷区からの委託を受け下北沢の地で『せたエール』が動き出しました。

「社会的養護下の若者の巣立ちや歩みを応援したい」という想いと「時には楽しく、時には一休みして、それぞれの明日へ一歩踏み出すための居場所になってほしい」といった願いを込めて名付けられた『せたエール』の開所までの歩みと情熱!?を、ご紹介します。

 

■演劇の街・下北沢に『せたエール』 誕生

2023年3月、世田谷区が「児童養護施設や里親等のもとを巣立った若者が安定して社会的自立を図ることができるよう支援するため」に新たに実施した相談支援事業【世田谷区児童養護施設退所者等相談支援事業】を、ブリッジフォースマイル(以下、B4S)が委託を受けプロジェクトがはじまりました。世田谷区内に個別相談も受けられる「相談・居場所」事業を展開するこの事業の上で、まず必要なことは”場所“です。世田谷区の中のどこに居場所を開所するか、物件探しがスタート。

いくつか候補があがり見学に行くも、なかなかご縁がなく困っていた最後の最後5月末に出会ったのが、演劇の街・下北沢の中で代表格とも言える本多劇場がある建物の一室でした。

 

■ヒト・モノ・ココロ たくさんのエール

部屋が決まって嬉しいのも束の間、部屋には何も無い!!

開所まで1カ月を切ってしまい、オープニングスタッフ3名の走り回る日々が始まります。

ライフラインの契約や、間取りに合わせた冷蔵庫などの家電調達を、他の業務も兼ねながら進めていきます。

 

開所に合わせて、世田谷区の関係者との交流も始まりました。同じように若者支援をしている方々や民生委員の方。区内には青少年交流センターが充実していて、利用することもできます。世田谷区社会福祉協議会を通してフードバンクの提供もしていただけることになりました。世田谷区のみなさんに、温かい言葉をかけてもらいながら、いよいよ利用者さんたちがやってくる日が近づいてきました。『せたエール』が地域の中に根差した、施設退所者等が気軽に立ち寄れる場所になれるよう、ここからスタートです。

 

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