2022年夏に発生したパキスタン大洪水から１年以上が経ちます。国土の3分の1が水没したと言われる歴史的災害では3,300万人が被災し、約1,700人が死亡しました。AAR Japan［難民を助ける会］は発生直後に緊急支援を開始し、現在も被災者に寄り添う支援を続けています。

AARは2022年8月末から同国北西部ハイバルパフトゥンハー州ノウシェラ郡の被災地で、支援活動を実施。これまでに被災した障がい者、アフガニスタン難民などに食料や衛生用品を届けたほか、井戸が使えなくなった2つの地区で、給水車による配水を続けました。

AARが活動する同国北部では復興が進む一方、洪水被害が大きかった南部のシンド州やバルチスタン州では、長期にわたって水が引かず支援が遅れました。そのため、約１年が経過した現在も、発災直後のような荒れ果てた光景が広がっています。復興が進む地域がある一方、まだまだ発災直後と変わらない生活を送る人々も少なくない状況で、一律ではないさまざまな支援が必要とされています。洪水被害は今なお続いています。AARのパキスタン洪水被災地支援へのご協力をよろしくお願い申し上げます。パキスタン洪水被災地支援へのご協力をよろしくお願い申し上げます。