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2022年夏に発生したパキスタン大洪水。多くの被災者が、今なおその影響に苦しみ、AAR Japan[難民を助ける会]も、連日被災者支援を続けています。同年12月~23年1月には、被災地のハイバルパフトゥンハー州ノウシェラ郡で、家族に障がい者のいる430世帯に2回にわたって食料や寝具、衛生用品を配付しました。その時に出会ったある家族の様子を、イスラマバード事務所のシーマ・ファルークが報告します。 (三輪車で物資を受け取りに来たファヒーム・カーンさん。荷台に乗っているのはブルカを被った妻のジャミーラさんと長男のモヘイミン君(2023年1月19日)) 自宅は2mも浸水 壁がボロボロに...
作成日時:2023/02/24 17:50
更新日時:2023/02/24 17:53
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AAR Japan[難民を助ける会]は、今年8月に発生したパキスタン大洪水の被災者支援を連日続けています。特に被害が大きかった同国中西部ハイバルパフトゥンハー州のアフガニスタン難民居住地では11月、女性用の簡易トイレと手洗い場を整備しました。AARノウシェラ事務所の職員ズベイダが報告します。 AARが難民居住地に設置した女性用トイレ(オレンジの小屋)と手洗い場 女性を悩ますトイレの問題 ハイバルパフトゥンハー州ノウシェラ郡のケシギパヤン。ここは、アフガニスタンから避難してきた難民が暮らす難民居住地です。87世帯約600人の難民は被災前、レンガや泥やワラで造った家に住んでいましたが、洪水で...
作成日時:2022/12/19 10:33
更新日時:2022/12/19 10:33
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パキスタンで大規模な洪水が発生して2カ月、AAR Japan[難民を助ける会]は被災者への支援活動を続けています。被災地は今どうなっているのか、イスラマバード事務所の大泉泰が報告します。 AARは8月末から同国北西部ハイバルパフトゥンハー州ノウシェラ郡の被災地で、支援活動を実施しています。これまでに被災した障がい者、アフガニスタン難民など約480世帯に食料や衛生用品を届けたほか、井戸が使えなくなった2つの地区で、給水車による配水を毎日続けています。 AARが手配した給水車から水を汲む被災地の住民 同郡では浸水地域の水は完全に引いて、被害を受けた農地で小麦の作付けが始まり、商店や学校も再開...
作成日時:2022/11/01 08:59
更新日時:2022/11/01 09:02
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AAR Japan[難民を助ける会]は、記録的な洪水災害に見舞われたパキスタン北西部ハイバルパフトゥンハー州ノウシェラ郡で8月下旬以降、被災者支援を続けています。より効率的・継続的に支援活動を行うために、このほど同郡に事務所を開設し、専従の現地スタッフを配置しました。AARイスラマバード事務所の大泉泰が報告します。 洪水被害を受けたノウシェラ郡で子どもたちと話すAAR駐在員の小柳勇人 新設した事務所はノウシェラ郡の中心部にある一軒家で、支援活動を行っている地区まで車で約20分です。事務スペースや支援物資を保管する倉庫、職員が寝泊まりできる寝室があります。これまで、被災地に届ける支援物資は首...
作成日時:2022/10/20 11:57
更新日時:2022/10/20 11:59
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幼児抱えた母親「不安でいっぱいです」:パキスタン洪水緊急支援
AAR Japan[難民を助ける会]は、記録的な洪水に見舞われたパキスタン北西部ハイバル・パフトゥンハー州で、食料配付や給水などの緊急支援を実施しています。被災者の中でも女性や子ども、障がいのある人々は特に困難な立場に置かれています。AAR東京事務局の酒匂まどかが現地から報告します。 アフガニスタン難民の女性から聞き取りをする酒匂職員(左から2人目) 「子どもたちも私も日々不安でいっぱいです」。アフガニスタン難民のタージ・ビビさん(28歳)は、傍らで泣く子どもをあやしながら話しました。同州ノウシェラ郡ケシギ・パヤン地区にあるアフガニスタン難民居住地は、8月下旬の洪水で家屋約50棟が流され、...
作成日時:2022/09/28 17:42
更新日時:2022/09/28 17:46
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母国の混乱逃れた先で被災 途方に暮れるアフガニスタン難民:パキスタン洪水緊急支援
AAR Japan[難民を助ける会]は、記録的な洪水に見舞われたパキスタン北西部ハイバル・パフトゥンハー州で、食料配付や給水などの緊急支援を実施しています。被災者の中には、隣国アフガニスタンの混乱を逃れ、この地に来て被災した難民の人々がいます。AARイスラマバード事務所の大泉泰が報告します。 洪水で被害を受けた家屋=ハイバル・パフトゥンハー州ノウシェラ郡で9月8日撮影 「何もかも流されて途方に暮れています」。同州ノウシェラ郡ケシギ・パヤン地区にあるアフガニスタン難民居住地は、8月下旬の洪水で家屋約50棟が流され、約100世帯・700人が被災しました。 この地区で暮らす人々の多くは、199...
作成日時:2022/09/14 16:25
更新日時:2022/09/14 16:26
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記録的な洪水被害に見舞われたパキスタンでは、国土の3分の1が水没し、死者は約1,300人に上ります(9月5日現在)。AAR Japan[難民を助ける会]は、同国北西部ハイバル・パフトゥンハー州で被災者への食料配付や給水などの緊急支援を実施しています。AARイスラマバード事務所の小柳勇人が現地から報告します。 給水車で安全な水を供給 洪水の発生から約1週間、被災地ではようやく水が引き、被災者は自宅に戻って日常生活を取り戻そうとしています。現地では安全な水の確保が難しいため、AARは給水車(容量5,000リットル)を手配し、4日に水の供給を開始しました。これまで地域住民はポンプ式の浅い井戸で泥...
作成日時:2022/09/14 16:20
更新日時:2022/09/14 16:22
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AAR Japan[難民を助ける会]は、洪水の被害を受けたパキスタン北西部ハイバル・パフトゥンハー州で食料、石けんなどの緊急支援物資の配付を開始しました。被災地に入ったAARイスラマバート事務所の小柳勇人が現地から報告します。 水が引き始めた被災地 「3メートルもの高さまで濁流が押し寄せて、商品も何もかも流されてしまった。生きていられただけで奇跡だよ」。ハイバル・パフトゥンハー州ノウシェラ郡の被災地で、小さな商店を営む男性は疲れ切った表情で話しました。 約2万8,000人が暮らすこの地区は、豪雨によるカブール川の洪水で全域が水没し、別の住民は「やっと水が引いて家に戻って...
作成日時:2022/09/02 12:14
更新日時:2022/09/02 12:19
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AAR Japan[難民を助ける会]は8月29日、大規模な洪水被害に見舞われたパキスタン北西部ハイバル・パフトゥンハー州の被災地にイスラマバード、ハリプール両事務所の現地職員を派遣し、緊急支援を開始しました。 高速道路に避難した被災者に聞き取りを行う、ハリプール事務所のシブハ・ムクタル(右)=8月29日 被災状況を調査しているのは、特に大きな被害が出た同州ノウシェラ郡、チャルサーダ郡です。両郡では豪雨でカブール川が氾濫し、広範囲で浸水被害が起きています。州政府の発表によると、小学校など76カ所の避難所に2万6,200人が避難中です(29日時点)。 ノウシェラ郡ピル・サバック地区では8月2...
作成日時:2022/08/30 17:25
更新日時:2022/08/30 17:25