SDGs① 貧困をなくそう

SDGs② 飢餓をゼロに

SDGs③ すべての人に健康と福祉を

SDGs⑯ 平和と公正をすべての人に

SDGs⑰ パートナーシップで目標を達成しよう

アジア

特定の人々

広く浅く、多くの人に直接効果を与える

問題の悪化を防ぐ

施行の段階

新型コロナウイルス感染拡大を受けた緊急救援活動 - 貧困世帯への食糧配布およびコミュニティラジオによる情報発信 ―

  • 寄付額

    16,000

  • 目標金額

    1,000,000

  • 寄付数

    4

  • 開始日時

    2020/05/13 23:51

    終了日時

    2020/08/31 00:00

このプロジェクトは目標金額の達成に関わらず、決済されます。
支援申込後のキャンセルはできません。

 

新型コロナウイルスは日本でも猛威をふるい、日々感染者が増え続けています。世界での新型コロナウイルス感染者数は200万人、死者は15万人を超えていると報道されています。(4月18日時点の情報)

シャプラニールの活動地であるネパール、バングラデシュでも感染者が出ており、3月下旬から外出禁止措置がとられるなど、各国政府による厳しい感染防止対策が取られています。

マディ市のメイン通り。人通りなく閑散としています。カトマンズのスーパー。入店の人数制限待ちも距離を取っています。

食料や生活用品を販売する店舗以外は閉鎖され、交通機関もストップしており、日雇い労働者など、仕事を失った人々の困窮した状況が日々伝えられています。また、正確な情報が伝わらないことにより、人々は適切な予防措置がとれず、不安の中で生活を強いられる状況が生まれています。

シャプラニールの現地事務所および現地パートナー団体も在宅勤務を続けながら、通常の事業をなんとか進めていますが、社会全体のこうした状況を受けて、以下のような支援活動を実施することを決定しました。あわせて緊急救援募金の受付も行っています。

【貧困世帯への食料支援】

食糧配布の様子。並ぶ際には間隔を取ってもらうよう指導しています。物資を受け取った女性。

■支援内容:貧困世帯への食料配布

■目的:貧困世帯の日常必需品の確保、栄養改善

■活動対象地域:ネパール・チトワン郡マディ市

■配布物資:米、ダール(豆)、食用油、塩、手洗い石鹸

■対象者:322世帯の貧困世帯(日雇い労働者、土地を所有しない人々、ジャングルや川岸に住む人々、賃貸住居に住む人々、独身女性、60歳以上の家族がいる家庭、障害をもつ人々、シングルマザー など)

■実施期間:202041日~未定

■現地パートナー団体:RRNRural Reconstruction Nepal

ネパールでは、3月24日から全ての公共サービス、経済活動、交通が封鎖されています。食料品の買い出しと医療サービスを受ける以外の外出は禁止されているため、日雇い労働者や野菜農家は職を失うリスクにさらされ、貧困世帯が困窮しています。
ネパール政府も各自治体へこうした困窮世帯への支援策をとるよう指示しており、私たちが普段洪水防災事業を実施している地方都市でも支援が実施されています。シャプラニールの現地パートナー団体RRNを通じ、地方自治体の管理下で警察、赤十字が指導して行っている物資配布に資金支援をする形をとっています。

食糧配布用トラック

414日時点で、第一回目の食料配布が完了しています。配布の受取は屋外で行われ、多くの人々が同じ場所に集まらないよう留意し、並ぶ際には間隔を取ってもらうよう指導しました。基本的には戸別訪問、または45世帯から1名だけ、集落のある屋外のポイントに呼んで渡すという方式をとっています。

 

物資を受け取っている女性

 

 

【コミュニティラジオを通じた適切な情報発信】

■ 支援内容:ネパール、バングラデシュのコミュニティラジオ局を通じて、現地の言語で新型コロナウイルス対策に関する適切な情報を発信するための番組制作および放送。
■ 目的:新型コロナウイルスの世界的大流行への対応のため、ウイルスに関する正しい情報を提供し、人々が適切な行動をとるようになること、そして少しでも人々の不安を取り除くことを目的とする。
■ 活動対象地域:ネパール・バングラデシュ各地
■ 裨益者:ラジオ以外のメディアへのアクセス手段がない、もしくは他のメディアへのアクセス手段が少ない、コミュニティラジオのリスナーのなかでも、特に弱い立場にある人々
■ 現地パートナー団体:AMARC(World Association of Community Radio Broadcasters)Asia-Pacificネパールのコミュニティラジオ局15局、バングラデシュのコミュニティラジオ局7局(予定、現在選定中)
■ 予定期間:協議中

World Association of Community Radio Broadcasters(AMARC)は、アジア太平洋州にてFMラジオ放送(コミュニティラジオ)を通じた、新型コロナウイルス対策に関する適切な情報を発信するキャンペーンを実施しており、シャプラニールは活動地のバングラデシュ、ネパールでの事業に協力しています。
AMARCは5月2日時点までに、独自のキャンペーン「AMARC Asia-Pacific Campaign COMMUNITY RADIOS Against COVID19 」の公式ウェブサイトを立ち上げ、新型コロナウイルスに関する信頼できる情報とその情報、公共サービスに関する放送用の台本などを提供しています。
パートナー関係のあるコミュニティラジオ局はそれを元に情報を発信に取り組んでいます。キャンペーンには13ヵ国50局のコミュニティラジオが参加し、100万人のリスナーへ情報を届けることができる見込みです。



団体情報
シャプラニール=市民による海外協力の会

南北問題に象徴される現代社会のさまざまな問題、とりわけ南アジアの貧しい人々の生活上の問題解決に向けた活動を現地(南アジア)と日本国内で行い、すべての人びとがもつ豊かな可能性が開花する社会の実現を目指しています。

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