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よみがえれ、キリマンジャロの森!

  • 寄付額

    670,529

  • 寄付数

    40

  • 開始日時

    2004/12/16 00:00

    終了日時

    期限なし

このプロジェクトは目標金額の達成に関わらず、決済されます。
支援申込後のキャンセルはできません。

東アフリカのタンザニアでは、人口の増加とそれに伴う薪炭材消費の増大などにより、年率1.2%で森林が失われています。このままのペースで森林減少が続けば、約80年ですべての森林を失ってしまいます。

 

タンザニア北部に位置するアフリカの最高峰キリマンジャロ山(標高5,895m)は、人類の宝として世界遺産にも登録されていますが、その山でも、この100年間に3割もの森林が失われてしまいました。

 

森林を失い、丸裸になったキリマンジャロ山の尾根

写真: 森林を失い、丸裸となったキリマンジャロ山の尾根

 

森林の減少は雨量の減少、水源の枯渇、土壌の荒廃、作物の生産性低下となって現れ、山に暮らす人々の生活を脅かしています。かつて生活を支えていたキリマンジャロコーヒーの収量は落ち、耕作不適となった地域では村人たちは土を掘り、日干しレンガにすることで生活の糧を得ています。

 

当会はこうしたキリマンジャロ山での森林減少を食い止めるため、ローカルNGOTEACATanzania Environmental Action Association)、森林沿いの村々、山麓住民と協力し、25年にわたって森林回復のための植林に取り組んでいます。

 

土壌が荒廃した山肌では植えた苗木の6~7割が枯れてしまうこともあります。しかし村人たちとは “penye nia, pana njia”(現地で話されているスワヒリ語で「意思あるところ道は開ける」)を合い言葉に、枯れたら植え直し、そうした場所でもあきらめることなく苗木を植え続けています。

 

こうしてこれまでに植えられた苗木は約50万本になります。森が回復した植林地では、かつて丸裸だった山肌に、樹高20メートル近くに育った木々が涼しげな影を落としています。そして少しずつ水や動物たちも戻ってきました。

 

写真: 植林によって蘇った森。いまでは天をつくほどに大きく育った木々に覆われています!

 

しかしキリマンジャロ山には、いまだに見渡す限りの裸地となった尾根が数多く残っています。「木を失った場所には昔のような森を取り戻す。雨も水もなければ私たちの生活に未来はないから」。そう言う村人たちは、私たちより長く植林に取り組んでいる、まさに鉄人といえます(当会の現地カウンターパートTEACAは、キリマンジャロ山での長年の植林努力が認められ、2012年にタンザニアの最優秀環境NGOとして大統領表彰を受けました)。

 

世界遺産キリマンジャロ山に豊かな森を回復し、人々が長く安心して暮らせる環境を取り戻すため、当会はこれからも山麓住民と力を合わせ、この植林に取り組んで参ります。ぜひ多くのみなさまにご支援、ご協力をいただければ幸いです。

 

1,00010本の苗木をキリマンジャロ山に植えることが出来ます!

 

写真: キリマンジャロ山で植林に取り組んでいる村人たち

 

 

団体情報
タンザニア・ポレポレクラブ

当会は森林減少の続く東アフリカのタンザニア・キリマンジャロ山で、25年にわたって村人達と植林に取り組んでいます。現地では人々が環境の荒廃を招くことなく、平和で安心して暮らしていくことのできる社会の実現を目指して環境保全/自立支援/生活向上の3分野を柱とした事業に取り組んでいます。

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