【最前線からの声】子どもたちのライフラインとなる教育

国連の報告によると、ウクライナで4月だけでも100人以上の子どもの命が奪われ、1,748の教育施設が攻撃されています。

そして、国外に逃亡した子どもたちにとって、教育は依然として課題です。

ポーランドでは、195,900人のウクライナの子どもたちが学校教育と幼稚園を必要としています。

 

このような中、ポーランド国際援助センター(PCPM)との提携により、CAREはウクライナ難民の教師と通訳をポーランドの学校で雇用しています。

 

 

©Reagan Hodge

 

これまでに140人以上のウクライナ人教師を登録し、ウクライナの子供たちがポーランドの学校に順応できるよう支援するとともに、難民たちを雇用することによって、自立支援にもつなげています。

 

©Reagan Hodge

 

Daria Khyshenkoさんは、4月からこのプログラムに参加しています。彼女は、息子の教育を優先しながら、この不安定な時代を乗り切るために奮闘しています。

 

彼女は英語だけでなく、ポーランド語、ロシア語、そして彼女の母国ウクライナ語で素晴らしい言語スキルを持っています。

授業以外の時間でも、彼女はCAREチームと難民たちとのコミュニケーションを助けてくれており、重要なメンバーになっています。

 

 

©Reagan Hodge

 

「学校は子どもと親の両方にとって最も大切な場所です。子どもたちにとって、たとえ顔見知りでなくても、友達に会えることはとても幸せなことです。親にとっても、育児以外の何か他のことをする時間を持つことができます」と、Dariaさんは言います。

 

「子どもたちは教師と一緒に安全な場所にある学校にいるので、母親は安心して支援を求めたり、仕事をしたりすることができます。この繰り返される日常は、今の私たちにとって、とても重要なことです。逆に、予定が見えないことは、最悪なのです」

 

CAREは引き続き、国外に逃れたウクライナの人々が希望をもって未来を描けるよう、各国の協力団体と連携しながら自立を支援していきます。