6月29日(水)に、関西大学社会安全学部越山ゼミのみなさんが
西淀川区でフィールドワークを行いました。今回のフィールドワークのテーマは「防災」です。
到着早々、皆さんヘルメットを装着しタンデム自転車に乗り込みます。
皆さんはじめてのタンデム自転車の操作に悪戦苦闘しながら大野川緑陰道路を漕ぎ出します。
タンデム自転車で風を感じながらフィールドワーク
大野川緑陰道路を終端である淀川堤防まで行き、その後西島川を北上し、工業専用地域の西島へ。
出来島から大和田へ抜け再び大野川緑陰道路へ。
災害の記念碑や堤防、大阪マスジドなど西淀川の特色を堪能するコースで、
暑いながらも充実したフィールドワークになりました。
タンデム自転車を降りた後は、西淀川区で防災啓発活動を行う
大阪防災プロジェクトの多田から西淀川区における
防災啓発活動の現状や水害の際、街を守る水防団の活動内容などを聞きました。
また、西淀川区役所の防災担当・北中さんから西淀川区の災害対策の現状や課題をお話ししてもらいました。
大阪防災プロジェクト多田さんからお話
次に、過去の西淀川の第二室戸台風の体験談を読んでもらった後、
今後、どのような立場の人がより困難な状況になるのか、
防災に対してどのようなことが必要かを考えてもらい、グループで共有しました。
最後に、フィールドワークで見た光景やその後のお話を参考にして、
西淀川区の防災に関して何に興味を持ったのか、
提案づくりに向けて何を行いたいかなど、グループで活発な議論が行われました。
西淀川区へ防災活動の提案をするため様々な意見が発散しましたが、
特に外国人へ向けての情報発信を課題と思う学生さんが多かったです。
グループワークの様子
提案づくりのためのワークショップ
今後、ゼミでは西淀川区の防災に対する提案を検討していく予定とのことです。
どのような提案がなされるか楽しみですね。
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