追手門学院大学 藤吉ゼミ 西淀川フィールドワーク(5/14)

2022年5月14日(土)、追手門学院大学社会学部3年生14人とゼミ担当の藤吉圭二先生が西淀川を訪れました。

藤吉ゼミは以前にも来られていますが、コロナの影響により、ここ数年はフィールドワークが実施できませんでした。

今回、参加した学生さんは入学以来、オンラインの授業ばかりで、最近になりようやく対面授業やこうしたフィールドワークに参加できるようになったそうです。







阪神「出来島」駅に集合し、国道43号や出来島小学校前の大気汚染測定器や汚染対策の見学をしました。その後、デイサービス施設「あおぞら苑」、イスラム教のモスク建物内の雑貨店でお買い物、大野川緑陰道路の散策、などを経て、あおぞら財団に到着。

 

西淀川公害やまちづくり活動の説明をおこない、資料館(エコミューズ)を見学後、「ワークショップ フォトランゲージ」を行いました。公害がひどかった当時に撮影された写真を見て、どういった内容をその写真が語っているのかを話し合うワークショップです。

 

次に、西淀川公害患者と家族の会の山下晴美さんから、公害病によって苦しんでいるご主人の様子やご自分の生活のことが語られました。



 

最後に学生たちから感想が述べられました。一部紹介します。

 

・四日市ぜんそくぐらいしか知らなかった。大阪でも大変だったとわかった。

・今でも、大阪と地方を比べたら、大阪のほうが空気が悪いと感じる。医療が発達したとはいえ、身近な問題だと思う。

・教科書で勉強するよりも、お話を聞くことで、より深く知り、実感できた。

 

藤吉ゼミでは、アーカイブズ(過去と現在)をテーマにしているそうです。

また、今後とも、西淀川にお越しいただければ幸いです。

 

(記:スタッフ 鎗山)