コロナ禍の影響は、決して平等ではなく、子どもたちは大きな影響を受けています。
いじめ・親や養育者等からの虐待・体罰・知っている人からの性暴力・誘拐・連れ去りなど
子どもへの暴力に関する報道は後を絶ちません。DVや子ども虐待の相談件数の増加も大きく
報道されています。社会全体の不安の高まりは、子どもが暴力にあいやすい環境を深刻化させ、そして新たに生み出しています。
コロナ禍の今こそ、子どもの視点に立って子どもをサポートする人材を地域に、子どもの身近に増やすことは急務。しかし、昨年度は、コロナ感染拡大のなかで、中止せざるをえない会場が続出しました。
そこで、法人化20周年にあたる2021年度はオンライン+対面での実施という新たなチャレンジで「子どもへの暴力防止
のための基礎講座2021」を開催いたします。
本講座は、子どもがSOSを発信しやすい環境、SOSを受け止められる環境、そしてしくみづくりをめざして、地域の子どもへの暴力防止の力を高めることを目的として開催するものです。
2010年度から開催しており、これまでに、保護者、教職員、保育士、幼稚園教諭、保健師、医療関係者、電話相談員、カウンセラー、児童相談所のスタッフ、児童養護施設や社会的養護に関わる方、教育関係者、警察関係者、スポーツ少年団など多方面から、1500人以上の方が受講されています。
2021年度はオンライン2日間、対面1日の開催(地域によっては対面3日間を予定)で3日間24時間の講座として実施します。
子どもの権利をベースにした子どもへの暴力防止プログラム(CAP=キャップ)のこれまでの知見を皆さんと共有し、
“子どもの視点に立つ”ことの大切さを学び合うこの機会をご活用ください。