中学生からのインタビューに応えて~グループ学習への協力~

9月27日、関東のある中学校より、中学生5名の訪問を受けました。 彼らは今、SDGsについてのグループ学習に取り組んでいるとのこと。その一環で修学旅行で来阪した際、児童虐待防止に取り組んでいる団体にインタビューをしたいとのことでした。 予めいただいていた質問に沿って、お話したのは・・・。

 

①大阪で行われていることは? このプロジェクトで使っているテキスト「『子ども虐待』について学ぼうとしている皆さんへ」の中には、「子育てを応援する社会」というページがあります。 市(区)役所、保健センター、児童相談所、学校、医療機関や様々なNPOなど、地域には、親と子を取り巻く様々な機関があり、ネットワークの中で、虐待防止に取り組んでいることを伝えるページです。このページと共に、大阪の様々な団体のパンフレット類等も見てもらいながら、具体的に説明しました。

 

なぜ、虐待が起こるのか?

経済的な困難、家族の孤立、DVなど、中学生が今取り組んでいるSDGsの開発目標・社会問題とも関連付けて説明しました。中学生からは「どこまでがしつけでどこまでが虐待?」との質問も。私たちは、体罰や人格を否定するような叱責を用いる虐待と子どもたちの心身を育むためのしつけは、一線上に並んでいるのではなく全く別のものと考えていることを伝えました。中学生によく理解してもらうための工夫を今後も重ねていきたいと思いました。

 

私たちの活動とその目標は?

私たちのめざす社会は、どんな困難な家庭環境にあっても子どもたちが、その育ちを等しく社会から支えられる社会、今回使ったテキストのページ「子育てを応援する社会」そのものです。今回来てくださった中学生たちが、近い将来そんな社会を担う大人に成長していってほしい、そのための活動をこれからも行えたらと思います。