2019年初の虐待予防授業に出かけました!

1月17日、大阪府立牧野高校2年生9クラス357名を対象に「健全な家族をつくるためのパートナーシップ」をテーマに、ワークショップに伺いました。 今回は、まずひとり一人の大切さについて、しっかりと共通理解をしてもらいたいと、人権の説明から入りました。暴力の中でも、虐待は家族という「特殊な」関係の中で起こることを説明し、デートDVについても親しい関係性で起こる暴力であり、これらを身近な社会問題として捉えられるよう工夫しながら、正しい知識を伝えました。誰も暴力の被害者にも加害者にもなってほしくないこと、それには人権意識を高める事と周りに助けを求める事が大切なことを解説し、前半50分終了。

 

後半の50分は体育館を全面使用して72グループに分かれての活動です。当協会作成の『「子ども虐待」について学ぼうとしている皆さんへ』の冊子を全員手に取り、その中の創作ケース3ケースについて、最初は、感じたことの表現を考え込んでいた生徒さんも5人のグループメンバーとしっかり意見交換して、まとめあげ発表まで協力して参加してくれたと思います。

 

学校現場に私たちのような地域のおとなが入り、学びの時間を共有することは、教員の方々とNPOの協力関係を子どもに感じてもらい、家庭と学校以外にも、子どもを支援する大人の存在に気づいてもらえる機会だと捉えています。今後も、養育者の孤立を防ぎ、子どもたちの虐待被害が減少することを目指し教育の中で大人の視点と子どもからの視点を持って「子どもへの虐待予防」を、伝えていきたいと考えています。

 

このような出会いをいただき、牧野高校2年生357名の皆さんと諸先生方には、心から感謝申し上げます。

尚当協会の「ティーンズAPCA」では、冊子を使った模擬授業の依頼や授業の協力なども、お受けしております。
詳細・お問い合わせは、
http://www.apca.jp/prevention/childsupport
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一般の方々への冊子の販売もしています。
http://www.apca.jp/prevention/publication
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