シフォンケーキの新しい味に挑戦!

こんにちは! アイキャンです。
かつて路上で暮らしていた若者たちで構成される協同組合「カリエ」は、日本のシフォンケーキ専門店のご協力のもと、昨年からシフォンケーキ作りに取り組んでいます。
同店の店主のご指導による研修を重ね、シフォンケーキを販売できるまでに腕を上げましたが、より販路を拡大するため、これまでのプレーンと抹茶味に加え、2023年6月にはパンダン(パンダンリーフという植物。緑色で香りが良く、食品にも使われる)、バニラ、レモン味に挑戦しました。プレーン以外の味の場合、それぞれの味にするオイルなど追加の材料があるため、味や香りとシフォンケーキの硬さとのバランスが難しくなります。特にパンダンは調節に苦戦し、カリエメンバーからは「追加の材料の適切な量を見つけるのが難しい」との声が上がりましたが、3日目の研修では販売できる質のものを作り上げることができました。
6月30日には、現地パートナー企業の社内イベントで、上述のシフォンケーキをはじめとしたカリエの商品を販売しました。シフォンケーキは初めのうちはあまり売れませんでしたが、カリエメンバーが来場者に、日本で人気のあるシフォンケーキ専門店の店主から指導を受けて製作していることや、商品に込めた想い、自立への熱意などを積極的に説明し、最終的には多くの人に買ってもらうことができました。あるメンバーは「カリエの活動と学校の勉強との両立が大変なときもあるけど、路上で暮らす子どもたちの環境を変えたいという一心で頑張ってきた。努力の結果、自分たちの作ったものを沢山買ってもらえてよかった」と喜んでいました。
協同組合カリエは、自分たちで自立していけるよう、そして現在も路上にいる子どもたちの模範的存在となれるよう、これからも挑戦を続けていきます。引き続き応援のほど、どうぞよろしくお願いします!