エコミューズ所蔵資料の勉強会(9/21)

9月21日に、資料集作成のための勉強会が開催されました。今回取り上げられたのは、井上善雄弁護士資料から、「公害対策委員会事務引継書(資料番号:201-006)」、「〔昭和四九年公害対策委員会〕会議録(資料番号:201-046)」、「西淀川問題小委員会議事録(資料番号:201-085)」です。

 

西淀川公害についての訴えを起こす前に、青年法律家協会や大阪弁護士会などが、「西淀川公害訴訟には何が必要か」を検討していたことが分かる資料で、弁護団側が裁判に向けて持っていた認識や法廷での戦い方の構想を読み解くことが出来ます。特に、四日市公害裁判で取り上げられた「共同不法行為」の概念について詳細な検討が重ねられていたことは、弁護団の当初の狙いを示すものであるといえます。(是澤)