活動レポート一覧

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エコミューズ企画展「写真でふりかえる 工業地域化する西淀川区―戦前・戦後から高度経済成長期まで―」みてアート2024に参加(11/2-3)

11/2-3に開催された「西淀川芸術祭・みてアート2024」に、あおぞら財団付属 西淀川・公害と環境資料館(エコミューズ)として参加しました。 「みてアート」は、アートをきっかけに地域で交流しようと始まったイベントで、あおぞら財団で事務局をつとめてきました。親子連れや子どもの参加も多いため、クイズを掲示するなど、楽しんでもらえる工夫もして、2日間で190人の来場がありました。1日目はあいにくの土砂降りの雨でしたが、そんな中でも見に来ていただきました。       エコミューズでは「写真でふりかえる 工業地域化する西淀川区―戦前・戦後から高度経済成長期まで―」と題して、1929年~19...

作成日時:2024/12/12 13:57

 更新日時:2024/12/12 13:57


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エコミューズ館長日記No.10

みなさんお久しぶりです。 今回はミナコさんに、編集作業をしていて気が付いたことを書いてもらいました。編集作業の意義がこんなに率直に語られることが大変うれしく思っております。   ———————————   最近定例会議や作業中の小田先生のお話を聞いていて感じたことは、研究することの大切さです。資料館は資料を持っているというのは前提事項ですが、ただ持っているだけではあまり意味がなく、それらを整理し、内容を確認し、そこからどういったことがわかるのかということを考えることが大事であり、必要だと思いました。 私は大学で学芸員資格取得のための授業を受けています。その際に博物館が「研究」する機...

作成日時:2024/12/12 13:54

 更新日時:2024/12/12 13:54


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エコミューズ館長日記 No.9

10月7日月曜日。 2、3日前から家で取り組んでいた第1章「公害地域化する西淀川区」の内、「1.写真でふりかえる」を上下2段をやめて、1段で組み替えたものを職員の皆さんに見せて意見を聞いた。ちょっと注釈を入れると、最初のページにこの項編纂の考え方を1ページ内で書きおさめ、1934年及び、1950年発行の地形図を左右に並べ、御幣島・佃・野里・姫島地区の工場地帯化が一目瞭然となる地図を掲載した。他は一緒だが写真が大きくなり、見やすくなった。それから、もう1点、戦後初期区画整理後の上空写真を追加した。これをもって、西淀川工業地域の第2の特徴である、中堅工場の急速な立地状況及び、それを取り巻く住宅な...

作成日時:2024/10/09 13:45

 更新日時:2024/10/09 13:45


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エコミューズ館長日記 No.8

今日は9月の最後にあたる、30日。 明日からは10月というのに、本当に暑い日が続く。 皆さんお元気のことと思います。 9月24日には立憲民主党党首に野田さん、29日には自由民主党総裁に石破さんがそれぞれ激戦を制して選ばれました。 日本はしばらく総選挙モードに突入したようです。 西淀川公害資料集編纂事業が順調に進んでいくことを願っています。   今日の編集委員会は、先月26日から都合で開催できなかったため、一か月遅れに開いたものです。 編集委員は大阪公立大学文学部長・文学研究科長の佐賀朝教授、岡山大学文学部准教授の松岡弘之准教授のお2人です。 小生が、前回6月17日以来の作業進...

作成日時:2024/10/09 13:29

 更新日時:2024/10/09 13:29


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エコミューズ館長日記 No.7

一昨日の晩は中秋の名月を見た。ただ、9月の月は少し小さく見えるように思った。 10月の方が大きく見えるのは気のせいだろうか。   今日は9月19日。立秋の少し手前、中秋の名月は15日、お彼岸は21日で、間もなくだ。なんだか変だなと一瞬思ったが、これは旧暦と新暦が混同していたことからきた勘違いだとすぐに気づいた。どうも最近は思考に混乱が生じるようで、気を付けないと、と自戒する。   ところで、あおぞら財団に朝着いたら、可愛らしい中学生が4人机について、パソコンを開いて、熱心に何事かをやっているのをみた。財団職員の谷内さんがすぐに「区内の西淀中学校の2年生の皆さんです。職業体験に来ていま...

作成日時:2024/09/27 14:52

 更新日時:2024/09/27 14:53


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エコミューズ館長日記 No.6

前回の日記から2週間近くがたった。この間、台風10号の暴走ぶりがあっていくつかの予定も消えてしまった。 それを利用して、第3章に採用する資料の選択・配置見直しを行った。 厄介な存在だと気づいたのは、西淀川公害追放委員会(すごい名前だ)の活動である。 これは、緑地化推進委員会の活動から生み出されたものか、西淀川から公害をなくす市民の会の流れからでてきたものか、どちらの運動にもこの会への期待が表明されている。 最大の課題は外島地区に公害企業を誘致する事実が分かったときに、両者ともにこの対応を西淀川公害追放委員会に訴えている。 ところが、その後の資料がないのである。どこへいったのか。ただ、...

作成日時:2024/09/27 14:50

 更新日時:2024/09/27 14:50


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エコミューズ館長日記No.5

  台風10号が大きく西へ逸れた。大阪襲来は29日以降まで延びたようだ。   今日はお客さんが2組も来られた。   午前中からは旧知の小林啓(あきら)氏。10月以降大阪産業大学で環境政策論を担当されるとのことで、西淀川公害は重要と述べられる。資料集の第1章、第2章に掲載予定の資料原本を見ていただきつつ、歴史に遡った資料原本の調査が大事なことを交々話す。(「交々(こもごも)」という言葉をミナコさんは初めて聞いたとのこと。あぁ、あまり使わない言葉になっているんだなあと感じて、自分が歳をとったことを感じた。ただしパソコンではすぐ「交々」と出た。どんなもんだ!)   小林氏とは話が弾んで...

作成日時:2024/09/09 16:07

 更新日時:2024/09/09 16:08


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エコミューズ館長日記 No.4

  今日は午後からエコミューズ定例会議、資料勉強会と続いた。 資料勉強会は、アルバイトのミナコさんが、1969年5月以降喜多幡龍次郎さんが中心となって始められた中島大水道・大野川緑陰道路の緑道化に関する資料の紹介を行った。   ということで、21世紀生まれのミナコさんは朝から関係資料の文字の読み方や意味の理解に大わらわだった。 「この文字なんと読むんですかー?」「だいぶ時間をかけてみたのですがわかりません」という悲鳴。   ついつい親切心が湧きおこり、その上知ったかぶりもしたくなって、読み方を教えた。その上、戦後の国語教育の実態など、戦後生まれの人が古文書が読めなくなることについ...

作成日時:2024/09/09 16:05

 更新日時:2024/09/09 16:05


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エコミューズ館長日記 No.3

  西淀川公害資料集も今日から第3章に入る。 第3章のテーマは、「地域における生活環境を守る戦い」。 1967年ごろから1972年ごろまで学校の公害が問題となり、新聞で取り上げられ、生徒が作文を書き、先生方が研究活動を展開した。 このような公害に対する急速な関心の高まりは、住民たちにも強い影響を与えたようにも思う。   第3章はこのなかで、1つは社会党系の活動家であった喜多幡龍次郎さんが中心になって展開した「大野川緑地化推進委員会」の活動であり、もう1つは永大石油鉱業の公害問題から「西淀川から公害をなくす市民の会・西淀川公害患者と家族の会(患者会)」の結成に至る動きである。   ...

作成日時:2024/09/09 16:02

 更新日時:2024/09/09 16:02


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エコミューズ館長日記 No.2

  今日は8月8日。2日前は広島の平和祈念式典、明日は長崎の平和祈念式典。 それぞれ79年の年月を経て、今もって核の脅威から安心がもたらされていない。 公害問題も長い被害の歴史を持っていることを思う。   今日は思いもよらぬ白神加奈子さんの訪問を受けた。 うれしくなって資料集作成の経緯から現状まで話をし、作業が終わっている部分について資料本文を見てもらった。 公害資料館ネットワークの資料部会の在り方に問題提起できたらと考えている、とも説明した。 白神さんが出来上がった資料の本文をご覧になって、よくわかるとおっしゃってくれたので、うれしくなって大きく構えてみたのである。   ...

作成日時:2024/09/09 15:58

 更新日時:2024/09/09 15:59


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エコミューズ館長日記  No.1

    今日から原則として毎週あおぞら財団での調査が終わったら、調査内容について感想を述べていくこととなった。   題して「エコミューズ館長日記」!さあ始まるよ!   今日は、作成中の資料集第2章「公害と闘う意識の形成」第3に入れる「教師たちの取り組み」記録の中から、翻刻候補を3点に絞った。   ①市教組西大阪支部福小分会編の「公害白書」   ②福小学校飯田素明先生の「道徳指導において基本的人権を尊重するために、内容の重点的取り扱いをどうすればよいか。」(長い題だなぁ…)   ③「昭和45年度 公害対策研究指定校研究発表紀要 (出来島小)」の3点に決めた。   他に...

作成日時:2024/09/09 15:55

 更新日時:2024/09/09 15:57


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エコミューズ所蔵資料の勉強会(7/22)

  7月22日(月)に、西淀川・公害と環境資料館エコミューズでは、対面・オンラインを活用して定例会議と資料勉強会を行いました。   今回の勉強会では、戦前・戦中から高度経済成長期までの期間に撮影された写真と、1980年に行われた公害の聞き取り調査に関する資料について、小田館長にお話しいただき勉強しました。当時の写真を見てみると、工業化が進む中で、地盤沈下の被害や黒々とした大量の煙を見ることができ、公害の被害をより具体的に感じることができました。また、聞き取り調査の資料では、当時の方の経験に基づいた語りを残す資料として貴重なものであり、読み進めるなかで公害が市民に与えた被害の重大さを感じま...

作成日時:2024/09/09 15:50

 更新日時:2024/09/09 15:50


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【映像】元神戸製鋼 山岸さんのインタビュー映像の公開

  西淀川公害訴訟の被告企業のひとつである神戸製鋼の元法務室室長で、訴訟の担当者だった山岸さん。   裁判当時の企業の取り組みや、訴訟担当者として、また今となって感じる想いを語ったインタビュー映像を youtubeで公開しました。     https://youtu.be/bqy7RBZjGYQ?si=MEMPbfgA4QTaAGYU           【山岸 公夫さん】 1943年生まれ。西淀川公害訴訟の被告企業のひとつである神戸製鋼の元法務室室長で、訴訟の担当者だった。現在はあおぞら財団の理事を務める。   映像協力 岸本景子 解説出典:「記録で見る大気汚...

作成日時:2024/09/09 15:04

 更新日時:2024/09/09 15:44


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エコミューズ活動報告書 第9号を作成いたしました

  エコミューズ活動報告書第9号が完成しました!   こちらからもPDF版をご覧いただけます↓   https://www.aozora.or.jp/ecomuse/wp-content/uploads/2024/07/ecomuse_vo9matome0724.pdf       活動報告書には2023年に行った活動や寄贈していただいた資料の一覧などを掲載しております。       【バックナンバー】 こちらのリンクから 、第1号から第9号すべての活動報告書をご覧いただけます。   https://www.aozora.or.jp/ecomuse/nouve...

作成日時:2024/09/09 14:52

 更新日時:2024/09/09 15:44


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西淀川公害=資料の紹介(7)西淀川公害患者と家族の会が裁判提訴を決断

※機関誌りべらで連載をしている所蔵資料紹介コーナーの転載記事です(りべら163号より転載)。   – – – – –   西淀川公害患者と家族の会が裁判提訴を決断   掲載の資料は西淀川公害患者と家族の会(以下西淀川患者会と略す)が編集・発行していた『青空』No25の第1面である。発行日は1977年12月9日。78年4月20日の提訴まであと5ヶ月すこしという時期のことであった。紙面は、西淀川患者会が正式に定期総会(第6回)で裁判提訴を決めたことを報じ、また、残る紙面のほとんどもその関係記事で埋めている。大気汚染公害をめぐっていよいよ真剣勝負、重大な決断を下したという昂揚感と緊張感を...

作成日時:2024/05/02 14:14

 更新日時:2024/05/02 14:14


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名古屋市南区患者会資料の受入(11/30)

11/30に、名古屋市の南区公害病患者と家族の会から資料をいただきました。同会の事務所閉鎖にともない、資料を整理されるとお聞きし、あおぞら財団が所蔵していない同会の総会議案書や定期刊行物、各種周年記念誌などを寄贈いただきました。これまでの南区患者会が辿ってきた歴史を記録した貴重な資料です。今後、これらの資料を整理し、目録に登録することで、保存・活用していきたいと思います。ありがとうございました。(是澤)

作成日時:2024/01/18 11:50

 更新日時:2024/01/18 11:50


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【動画】谷智恵子弁護士インタビュー「裁判を動かすのは実際の真実の姿」ロングバージョンもご覧になれます

西淀川公害訴訟弁護団の一員であった谷智恵子弁護士のインタビュー動画のロングバージョンです。   谷弁護士は「被害班」として、裁判所で西淀川公害の深刻で広範な被害の実態を明らかにしました。裁判を動かすためにどのような思いで被害を明らかにしていたのか、また公害裁判の意味について語ります。   〇リンク先、所要時間   youtubeでご覧いただけます。   ロングバージョン   【前半】https://youtu.be/_f6yQwHIDFI   約18分     ロングバージョン 【後半】https://youtu.be/X363UZpcqKE   約17分 ...

作成日時:2024/01/18 11:44

 更新日時:2024/01/18 11:44


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エコミューズ企画展「昔の西淀川区の川と水辺の風景 ~大野川と中島大水道~」みてアート2023に参加(11/4-5)

11/4-5に開催された今年の「みてアート2023」に、あおぞら財団付属 西淀川・公害と環境資料館(エコミューズ)として参加しました。 「みてアート」は、アートをきっかけに地域で交流しようと始まったイベントで、あおぞら財団で事務局をつとめてきました。   エコミューズでは「昔の西淀川区の川と水辺の風景 ~大野川と中島大水道~」と題して、大野川や大野川と接続していた中島大水道、そしてそれらが埋め立てられたことでできた大野川緑陰道路沿いの風景を中心に、西淀川区一円の「水辺の風景」に関する資料を、写真資料を中心に展示しました。 複数の方々から財団にご提供・ご寄贈いただいた資料をもとに、今とな...

作成日時:2023/11/22 14:47

 更新日時:2023/11/22 14:54


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西淀川公害=資料の紹介(6)はじめて西淀川区民の健康被害を本格報道

※機関誌りべらで連載をしている所蔵資料紹介コーナーの転載記事です(りべら163号より転載)。   – – – – –   ここに紹介する新聞記事は、『大阪新聞』1967年(昭和42)9月6日付。公害による西淀川区民の健康被害を報道したもっとも早い時期の記事と考えられる。この年4月に西淀中学校に赴任してきた荒木芳太郎校長は、学校の鉄板をボロボロに腐食させている大気汚染に驚き、各種の調査を行なった。そのなかに新聞などのスクラップ集があったが、この記事は、その中に綴じられていたものである。   西淀中学校資料NO.148 昭和42年9月6日付 大阪新聞   記事は「よそごとでない ...

作成日時:2023/11/13 13:19

 更新日時:2023/11/13 13:19


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福島区患者会資料の受入(9/28)

9/19、福島区公害患者と家族の会の事務所閉鎖にともないいただいた資料を、9/28に整理しました。機関誌「あおぞら」や総会の議案書などを中心に、福島区患者会が長年活動してきたことを示す様々な資料が多く含まれていました。中には各種運動のときに使ったと思われる鉢巻なども見受けられました。(是澤)

作成日時:2023/11/13 13:12

 更新日時:2023/11/13 13:12



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