ミャンマー中部・マンダレーを襲った大震災(2025年3月28日発生)から1年。AARはこの1年、マンダレー、ザガイン両地域の計5,154人に支援を届けました。特に経済的苦境に陥りやすい「障がい者世帯」には、ご寄付をもとに補助具や物資を届け続けています。
給油の順番を待つオートバイの長蛇の列=ミャンマー中部マンダレーで2026年3 月
給油に並ぶバイクと車の長蛇の列――。日中は40度近く、1年で最も暑い「暑季」を迎える3月上旬、マンダレーにも、中東危機の影響が見られました。ミャンマーは燃料の約9割を輸入に頼っています。3月初旬から燃料確保策として、日によって決まったナンバープレートの車しか走行できない車両規制が始まり、給油量も制限されています。
市内中心部では、がれきの山が姿を消し、店には活気が戻り、あちこちで新築工事が行われています。しかし、大きな亀裂が残った建物や空き地が所々にあり、郊外では地震で傾いたままの家屋も見られます。
「人生が花のように香るように」
同市内の古い木造2階建てに暮らすドーセインアイさん(仮名)は御年100歳。平均寿命60歳代後半のミャンマーではかなりの長寿です。長寿の秘訣を聞くと「あまり思い悩まず、周りの人たちと分かち合い、日々祈りをささげることです」という言葉が返ってきました。
ドーセインアイさんは、数年前に足を骨折し視力も低下したため、歩行には歩行器が欠かせません。しかし、その歩行器は錆びつき、危険な状態でした。AARが支援した新しい歩行器を受け取ると、彼女はとても喜びました。若い頃に日本人に出会ったという彼女は、AAR職員が「寄付をくださった日本の方々を代表して、お伺いしました」と伝えると、「日本の方と話せる機会にまた恵まれてよかった。日本の皆さん、本当に感謝します」と職員の手をさすり、祈りの言葉をささげてくれました。
「皆さんの人生が水のように澄み、花のように香り、危険から守られますように」
AAR職員(右)の手をさすり、寄付していただいた日本の皆さんに祈りをささげるドーセインアイさん=マンダレー市内で2026年3月
今後もAARのミャンマー地震被災者支援にご協力をお願い申し上げます。
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