SDGs⑥ 安全な水とトイレを世界中に

アジア

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拠点や組織

市民社会の強化・改善

広く浅く、多くの人に直接効果を与える

問題を人々に認識してもらう

施行の段階

安全な水とトイレ

モンゴルではトイレがタブー? 国内初のトイレ教育センターで衛生危機を解決したい

  • 寄付額

    0

  • 目標金額

    8,850,000

  • 寄付数

    0

  • 開始日時

    2025/07/04 12:30

    終了日時

    2025/08/06 23:30

このプロジェクトは目標金額の達成に関わらず、決済されます。
支援申込後のキャンセルはできません。

寄付キャンペーンの概要

モンゴルでは、国民の約6割が屋外の「地面に穴を掘っただけの簡易トイレ」を使用しており、極寒下での使用や衛生問題、子どもの転落事故など、深刻な問題の原因となっています。

さらに、トイレについて語ることは、各家庭の経済状況などとも関わるため、長く“タブー”とされ、社会全体で向き合われてきませんでした。

 

今回のプロジェクトでは、モンゴルの“トイレのタブー”を打ち破り、屋外の簡易トイレに代わる新たなトイレを広げる拠点として、首都ウランバートルに国内で初となる「トイレ教育センター」をオープンすることを目指します!

 

 


実施背景:モンゴルでは“タブー”とされるトイレが招いている危機

モンゴルでは、国民の約6割が地面に穴を掘っただけの不衛生な竪穴式の屋外トイレを使用しています。

これにより、下痢やA型肝炎などの感染症などが広がり、5歳未満の子どもの死因の第1位となっています。また、冬には−30℃にもなる屋外での排泄は過酷なだけでなく、凍結により水洗式トイレが導入しにくいという課題があります。さらに、排泄物が土壌に流出することで、衛生被害や土地の価値低下といった社会的損失も深刻です。子どもの落下事故も後を絶たず、現状のトイレが招いている課題は非常に深刻です。

 

こうした状況にも関わらず、富裕層は水洗式、貧困層が竪穴式トイレを使用しており、トイレの様式が経済状況を可視化してしまうという社会的背景から、トイレの話題は長年“タブー”とされ、誰も語ることができなかったのです。そのため、政策や支援の手も届きにくく、課題の解決は大きく遅れてきました。



立ち上がったのは、元国会議員で活動家の女性リーダー

 

この状況に立ち向かってきたのが、Earth Companyが支援するモンゴルの女性活動家、オユンゲレル(オユナ)・ツェデブダンバ氏です。

元国会議員で人権活動家でもある彼女は、2017年から「Let’s Change the Toilet(トイレを変えよう)」というプロジェクトを立ち上げ、5,000人以上と対話を重ねてきました。その中で見えてきたのが、導入コストが低く、排泄物を分離・処理・堆肥化でき、極寒のモンゴルで水を使わずに処理できる「ドライトイレ」という選択肢そして、それを社会に根づかせるには、教育と体験の場が必要であるという結論でした。



プロジェクト概要:トイレを「見て・学び・変える」場をつくる

今回、クラウドファンディングの支援で建設を目指す「トイレ教育センター」は、以下の3つの機能を持つ“トイレ問題解決のハブ”です:

 

子どもたちへの衛生教育・啓発活動

文化・気候に適したドライトイレの展示・販売

適切な維持管理のための研修・サポート提供

【クラウドファンディング詳細】

 

実施期間: 2025年6月27日(金)〜8月6日(水)

目標金額: 885万円

特設ページ: https://earthcompany-toilet-crisis-mongolia.raiselysite.com/ja/

団体情報
Earth Company(アース・カンパニー)

「次世代につなぐ未来の創造」をミッションに、①アジア太平洋の社会起業家(チェンジメーカー)の支援、②社会変革を志す次世代リーダーの育成、③社会的企業や社会変革を目指す団体の支援、という3つの事業を通して、社会変革を起こす「人」と「団体」を、支援・育成しています。

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