SDGs① 貧困をなくそう

SDGs② 飢餓をゼロに

SDGs⑥ 安全な水とトイレを世界中に

SDGs⑩ 人や国の不平等をなくそう

SDGs⑯ 平和と公正をすべての人に

アジア

特定の人々

広く浅く、多くの人に直接効果を与える

問題を人々に認識してもらう

実行・確立段階

貧困

居場所支援

保育

女性

しょうがいしゃ

紛争・難民

こども

人道危機に瀕するガザへ緊急支援

  • 寄付額

    167,938

  • 寄付数

    14

  • 開始日時

    2024/02/20 17:30

    終了日時

    期限なし

このプロジェクトは目標金額の達成に関わらず、決済されます。
支援申込後のキャンセルはできません。

【プロジェクトの概要】

2023年10月7日、パレスチナ自治区ガザを拠点とする武装組織とイスラエルとの間で戦闘が開始されました。 パレスチナ保健省によると、戦闘開始から約9か月が経過し、2024 年7月23日時点で、ガザ全体で33,899人以上のパレスチナ人が死亡し、そのうち70%は子どもと女性です。また、89,818人以上が負傷しています。 

 

 

私たちパレスチナ子どものキャンペーンは、2023年10月22日から現地提携団体とともにガザでの緊急支援活動を開始しました。 過酷な状況のなかで、懸命に生きる人々のために、どうか皆さまのご支援をよろしくお願いいたします。

 

逃げ場のない、安全な場所がないガザ地区

ガザ地区は、2007年以降厳しい軍事封鎖下にあり、燃料、食料や医薬品をはじめとする多くの物資の搬入が許されず、停電や断水、医薬品の不足などが続いてきました。また、人の往来も制限され、ガザの住民は東京23区の6割程度の狭い場所に閉じ込められ、多くはガザから出たことがありません。今回の攻撃が始まる前には失業率が46%、貧困率が65%と高い状態にありました。

 

ガザ北部から南部へ徒歩で避難する家族(現地職員提供©CCPJapan)

 

さらに2008年以降、15年間で今回も含めて5回の大規模な攻撃があり、多くの犠牲、破壊が続いています。恒久的な人道危機が続く中、10月7日にパレスチナ自治区ガザを拠点とする武装組織とイスラエルとの間で戦闘が開始されました。100万人以上の人たちが北部から南部に逃れ、テントや路上などで避難生活を続けていますが、南部への攻撃も始まり、封鎖された空間の中で人々は逃げ場がありません。

 

緊急支援の内容・寄付金の使い道

今回の事態を受け、20231022日よりガザでの緊急支援活動を開始しました。

©CCPJapan

 

炊き出し:

爆撃も地上侵攻も止まらず、食料・水が不足。避難先での衛生状況の悪化から、感染症の蔓延も懸念されています。人道危機に瀕するガザで、炊き出しを始めました。テントで避難生活を続けるに食料を届けています。*ラファ近郊で支援を開始しましたが、攻撃が激化したため、さらに避難し中部で活動を続けています。

物資配布・現金給付:

ガザ中部と南部では、長年現地で一緒に活動してきた「アトファルナろう学校」とともに、障がい者500世帯に対して物資の配布を行っています。ガザ地区の人口220万人の内、190万人以上が国内避難民となっており、着の身着のままで逃れてきた人たちは現金も底をついているため、障がい者世帯への物資配布・避難民世帯へ現金給付は人々の命綱になっています。

子ども支援:

ガザでは公立校368校(86%)が完全破壊または半壊、国連の学校65校が爆撃されました。133校は避難所となっています。子どもたち全員が恐怖と飢餓の中で生活をしており、外傷やトラウマを抱えています。避難所でレクリエーション活動、心理ケア、遊びの提供などを行っています。

給水活動:

国連から燃料を受け取り、給水車でガザ南部国境沿い街ラファのテント村の近くで数千人に水を届けています。

物資搬入:

エジプトから物資搬入。飲料水、液体牛乳、缶詰、チーズ、デーツ、小麦粉、毛布などを梱包し、ガザへ届けます。

 

今後はこれらの配布をさらに多くの家族にしていくとともに、これまで一緒に活動してきた他の団体とも一緒に、避難所での子ども支援や母子保健支援も行っていく予定です。

 

ガザ地区でこれまで実施してきた活動

©CCPJapan

 

私たちパレスチナ子どものキャンペーンは、1992年にガザで最初のろう学校(アトファルナろう学校)を開校し、それ以来現在まで子どもたちの教育支援や障がい者のリハビリ支援、母子保健などの医療・保健支援、理科教育支援、農業支援、緊急支援などを行ってきました。

 

*詳しくは、ホームページをご覧ください。→https://ccp-ngo.jp/

 

【メッセージ】

「子どもたちがどんどん死んでいく。どこに逃げればいいんだ。

 みなどうしたらよいかわからず恐怖を感じている」(現地スタッフ)

 

ガザ南部には北部から逃れてきた100万人以上が避難生活を送っていましたが、イスラエル軍の空爆による犠牲者や地上軍の侵攻もせまったため、人々は避難を繰り返しています。

また、ガザの冬は雨季でもあり、着の身着のままで避難してきた人々は防寒着もなく、凍死する子どももいました。今はまた、乾期となり、長期化し、暑さ厳しい不衛生なテント生活で感染症も蔓延しています。

稼働している病院も少なく、また診察を受けられたとしても薬がありません。ガザでは、医療品も食料も水も何もかも足りていないのです。日々、犠牲者の数が増え続けていますが、彼らは数字ではなく、一人一人に人生がある同じ人間です。

人道危機に瀕するガザの人々を支えるために、ガザ緊急支援募金へご協力をお願いいたします。

 

団体情報
パレスチナ子どものキャンペーン

パレスチナや中東の難民の子どもたちとその家族、障がい者を優先的に、教育・保健医療の分野で現地団体と協働し、人道的な支援を続けています。また日本でパレスチナへの理解促進や平和な国際社会を目指す活動や伝統文化・パレスチナ刺繍のフェアトレード事業、自然災害への緊急支援等も行っています。

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