SDGs③ すべての人に健康と福祉を

SDGs④ 質の高い教育をみんなに

SDGs⑯ 平和と公正をすべての人に

アジア

特定の人々

市民社会の強化・改善

ひとりひとりに深い影響を与える

問題の悪化を防ぐ

施行の段階

紛争・難民

こども

医療・福祉

人権

シリア内戦により障がいを負った子ども達の健康な発達促進

  • 寄付額

    12,000

  • 目標金額

    4,388,400

  • 寄付数

    3

  • 開始日時

    2023/01/09 00:00

    終了日時

    期限なし

このプロジェクトは目標金額の達成に関わらず、決済されます。
支援申込後のキャンセルはできません。

【プロジェクトの概要】

2011年から続いているシリア内戦のなか、爆弾や地雷により身体の一部を失った子ども達や、心身の発達が阻害されている子ども達は、未だ支援を受けにくい状況にあります。戦闘により様々な建物や社会機能が破壊されてしまったなかでも、運営を継続しているコミュニティクリニックや活動に取り組む人々がいます。コミュニティの力を促進し人々との連携を強化しながら、子ども達の発達を支えていきます。

 

 

【プロジェクトが解決しようとしている社会課題】

2011年に始まったシリア内戦は、いまも続いています。

私達はシリア国内のなかでも、ラッカ県という地域で2019年から活動してきました。

 

開戦後、シリア北部の主要都市ラッカは2014年に武装グループに制圧され、基本的生活や生活秩序がコントロールされて、反逆を疑われた場合は子どもであっても監禁、拷問、処刑されました。2017年、この武装グループからは解放されましたが、今度は別の武装勢力による支配下に入ってしまいます。

 

ラッカ県はシリアという国の中でも、シリア政府の管轄下になく事実上の自治区となり、政治的にとても複雑な土地になってしまいました。そのため国内外からの復興や支援が入りにくい状態が続いています。シリア政府がコントロールしている地域では、授業料が無料の公立学校や病院などの社会機能が少なからず復興してきたのが、ラッカは放置された状態になっています。

 

人々の平均的な月収は40ドル余りで、1日あたり1.5ドル以下で生活しなければなりません。一方物価高騰は続き、家族の基本的な食糧を購入するだけでも月に100ドルはかかってしまうので、常に経済的に困窮した状態になっています。

子ども達が病気を患っていたり、爆弾や地雷によって障がいを負っていても、治療できる病院や学習を提供できる施設がなかったり、家族には子ども達の健康を守るための充分なお金がありません。

 

障がいをもっていたり、心身の健康な発達に不安のある子ども達は、特に社会的活動へ参加しにくく、健康に生活する機会自体を得られにくくなっています。

 

 

【解決する方法】

公的な支援が今後も望めないため、コミュニティがすでにもっている環境的・人的資源を生かしながら、コミュニティが自立的・持続的に、弱い立場にある子ども達を支える力をエンパワメントします。

 

①コミュニティクリニックの持続的運営

医療機関が圧倒的に不足し、医療システムが充分に機能していない状況のなかで、運営を続けているコミュニティクリニックの持続的運営を実現します。

・装具部品や衛生用品など、子どもの診療に必要な物資の提供

・現地で医療行為を実施する免許をもっている人々の連携システム構築

 

②子どもの発達支援ネットワークの設置

障がいをもつ子ども達の身体的な困りごとの相談に対応し、基本的な読み書き・計算やレクリエーション活動を提供できるアクターのネットワークを構築します。

・障がいをもつ子ども達の相談を受け付けられる機関や、コミュニティ内の医師、義肢装具士、理学療法士のマッピングとリフェラルシステムの設定

・障がいをもつ子ども達の学習及び心理社会的支援を提供できる機関や、コミュニティ内の教師、子ども支援経験者のマッピングとリフェラルシステムの設定

・子ども達のサービス利用に対する補助

・サービス利用のための子ども達の交通手段の確保

 


【遂行メンバーからのメッセージ】

10年間以上続くシリア内戦のなかでも、子ども達の成長は続いています。子ども達が少しでも希望をもてる未来を描き、平和な日常を取り戻すことを諦めないよう、共に彼ら/彼女らを支えていただけますと幸いです。

 

 

【寄付によって達成できること】

[2,000円]子ども1名の医療・社会福祉支援を受けるための交通費を支援できます。

[5,000円]子ども1名に学習用文具と教材を届けることができます。

[80,000円]子ども1名に義肢を届けることができます。

団体情報
ホープフル・タッチ

国際社会から忘れられた弱い立場にある子ども達に手を差し伸べ、コミュニティの発達を通じて子どもの発達と平和を促進し、子どもが子どもらしく成長できるよう活動する団体。これまでにトルコ、シリア、カンボジア、スーダンにて教育、子ども保護、保健・衛生、子どもの参加領域の活動を実施。

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