日本で生まれ育ったにもかかわらず、生まれたときから在留資格がなく、そのため健康保険にも入れず、進学の夢も叶わない若者たちがいます。こうした若者が希望を持てるよう、学費支援や生活支援を行います。

● プロジェクトが解決しようとしている社会課題　

日本に住む在留資格のない外国人（非正規滞在外国人）は現在約8万人と言われています（2021年1月現在）。その中には日本で生まれ育った子どもや若者も含まれています。こうした若者たちは自分の選択で在留資格を失ったわけではないにもかかわらず、進学等の夢を持てずに、収容の可能性や送還の恐怖を日々感じながら生活しています。こうした若者への支援は公的にも私的にも皆無と言え、奨学金や生活保護も使えません。

● プロジェクトの実施内容　

具体的に進学希望の非正規滞在（もしくは非正規滞在であった）の若者への学費、生活費を支援します。また在留資格の問題については解決できるよう入管での手続き等を支援します。

+-+-+受益者の声+-+-+　

生まれたときからビザがなく、昨年両親が帰国し私と姉は在留資格を得ることができました。しかしお金がなく、今年高校を卒業しましたが進学を諦めざるをえませんでした。来年は何とかお金を用意し進学したいです。

+-+-+プロジェクト担当者からのメッセージ+-+-+　

こうした若者たちは、公的な支援からは置き去りにされています。どのような境遇にあっても子どもや若者たちが希望を持てる社会であってほしいです。