子ども(海外)
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SDGs① 貧困をなくそう
SDGs③ すべての人に健康と福祉を
SDGs④ 質の高い教育をみんなに
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東海・近畿
アジア
特定の人々
社会的排除の解消
ひとりひとりに深い影響を与える
問題の解決
施行の段階
【ミャンマー】スラムで働くソーシャルワーカーに日本での研修の機会を!
【プロジェクトの概要】
当会は「平和と健康を担う人づくり」を目指し、アジアの青少年を日本に招き、研修事業を実施しています。2021年度には、ミャンマー中部の都市マンダレーにあるスラム・パター地区で子ども支援に携わるソーシャルワーカーを招聘し、教育と保健衛生(感染症対策、応急処置)の研修を実施します。また帰国後は現地で活動を継続できるよう、フォローアップ事業を行います。
【プロジェクトが解決しようとしている社会課題】
ミャンマーは2011年に民政移管し経済政策が始まったものの、一人当たり名目GDPは1,213ドル、188カ国中155位と以前「最貧国」の一つであり、都市部では経済格差の広がりが深刻化しています。
事業地であるスラム・パター地区では、劣悪な住環境のもと3,000世帯以上がひしめき合いながら暮らしています。中でも子どもたちが置かれている状況は深刻です。子どもたちは貧困ゆえに教育の機会を奪われ、ゴミ収集や工事現場などの衛生状況の悪い中で重労働に従事しています。また栄養状態も悪いために、病気やケガの危険といつも隣り合わせです。ネグレクトや虐待の被害に遭う子どもも少なくありません。
今回のプロジェクトで招聘する研修生は、スラムの子どもたち支援する施設(ドロップインセンター:DIC)のスタッフ、トゥートゥーウェイさんです。DICでは常時30〜40名の孤児を受け入れ、子どもたちの教育・生活指導・病気やケガへの対応を行なっており、パターの子どもたちにとって不可欠な場所となっています。しかし、トゥートゥーウェイさんを含む数人のスタッフができる限りのケアを行っているものの、現状では子どもたちに質の高い教育支援を提供したり、病気やケガに対応できる経験や知識のある人材がいません。
また、スラムでは衛生状況の悪いところに多くの人が密集して暮らしているため、ひとたび感染症が発生すると、多くの被害が想定されます。昨今の新型コロナウイルス感染症のように感染症はいつどこで起こるか分からない自然災害のようなものです。そのため、スラムにおいて保健衛生の知識を普及し、感染症の予防に努めることが非常に重要です。
これらの状況から、初等教育と保健衛生(感染症予防、応急処置)の知識と経験を備えた中核スタッフの育成が大きな課題となっています。
【解決する方法】
2021年度にDICスタッフのトゥートゥーウェイさんを日本に招聘し、1年間の研修を実施します。まず来日直後の1ヶ月半で研修に必要な日本語を習得するために、日本語研修を受講します。その後、保健衛生と初等教育を研修の中心テーマに据え、主に関西の保健センター、教育機関、養護施設などで実習を行います。保健衛生では特に感染症予防と応急処置について学びます。また、ソーシャルワーカーとして欠かせない、リーダーシップやコミュニケーション、福祉についても学びます。研修の終盤には、帰国後の活動計画の作成やプレゼンテーションも行います。
トゥートゥーウェイさんは2022年3月に研修を終え、帰国後は日本での学びを活かしながら、DICの子ども支援事業の改善、拡充に取り組みます。また、既存の子ども支援事業に加えて地域で保健衛生の知識の普及事業を実施します。
本プロジェクトでは、帰国後も彼女が継続的に活動を実施できるよう、定期的に現地を訪問し、フォローアップ事業を行います。また、DICの財政基盤が固まるまでの間、人件費の助成を行います。
本事業を実施するためには、約500万円の資金が必要となります。しかし、、新型コロナウイルスの影響で経済が支障をきたしている今、当会の寄付や会費収入が減少することが見込まれます。寄付や会費に支えられて運営をしてきた当会にとって現状、そして今後の経営状態は芳しいものとは言えません。どうか、今後長年にわたりスラムの支援を継続させるために、一人でも多くの方に手を貸していただければと願っております。
【トゥートゥーウェイさんからのメッセージ】
DICで5年間、子ども達の世話や施設の運営に献身的に取り組んできました。スラムでの支援活動は精神的にも体力的にもハードな仕事ですが、「子どもたちが好き」という想いで活動に取り組んできました。日本で初等教育や保健衛生を学び、子どもたちへの支援を充実させたいです。
【プロジェクト担当者からのメッセージ】
スラム・パターの人々は、今も劣悪な生活環境に身を置いています。今日を生きる事に精一杯の状況です。トゥートゥーウェイさんが日本で教育や保健衛生について学び、伝えることで救われる命と子どもたちの未来があると考えています。
【寄付によって達成できること】
1,600円あれば、日本での研修中にトゥートゥーウェイさんの1日の滞在費(食費含む)を支払うことができます。
5,000円あれば、DICのスタッフ1名の1ヶ月分の給与を支払うことができます。
5,600円あれば、日本語研修に必要な教材を購入することができます。
12万円あれば、トゥートゥーウェイさんの往復航空券を購入できます(ミャンマー⇔関空)
13万円あれば、トゥートゥーウェイさんが日本語研修を受け、研修に必要な語学力を身に付けることができます。
団体情報
PHD協会
「平和と健康を担う人づくり」を目指し、アジア・南太平洋の青年を研修生として招き、農業、保健衛生、地域組織化等の研修を実施し、草の根の人々による村づくりに協力している。また、日本の人々もアジアの人々との交流から学べるよう、交流会や講演会、スタディツアー等を実施している。
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