SDGs① 貧困をなくそう

SDGs④ 質の高い教育をみんなに

SDGs⑪ 住み続けられるまちづくりを

SDGs⑯ 平和と公正をすべての人に

SDGs⑰ パートナーシップで目標を達成しよう

アジア

特定の人々

環境や仕組み

広く浅く、多くの人に直接効果を与える

ひとりひとりに深い影響を与える

問題の悪化を防ぐ

定着・普及段階

紛争・難民

こども

人権

タイ・ミャンマー国境の難民キャンプの図書館を続けたい!

  • 寄付額

    290,000

  • 目標金額

    4,500,000

  • 寄付数

    4

  • 開始日時

    2019/12/03 00:00

    終了日時

    期限なし

このプロジェクトは目標金額の達成に関わらず、決済されます。
支援申込後のキャンセルはできません。

タイ・ミャンマー国境に点在し、今も91,000人が暮らす難民キャンプで、2000年から図書館を運営してきました。図書館は本の貸し借りだけでなく、青年ボランティアの活動の場であり、ミャンマー国内や外の世界の情報を伝える情報センターとしての役割も担っています。母国への帰還が難しく、国際社会からの支援が年々減少する中、図書館は難民キャンプの人々にとって心が安らぐ場であり、唯一の「世界と繋がれる場」となっています。

 

 

【プロジェクトが解決しようとしている社会課題】


1980年代、ミャンマー政府軍と少数民族軍の紛争により、多くの難民がタイへ逃れ、現在もタイとミャンマー国境に9カ所の難民キャンプが点在しています。ミャンマー国内では局地的な戦闘が絶えず、帰還先の安全や継続的な教育・医療支援が受けられるかという不安を抱え、2021年2月にクーデターが起こったこともあり、多くの人々が帰還をできないままでいます。キャンプの人口の約50%は18歳以下で、閉鎖的な難民キャンプで生まれ育った子どもたちにとっては「キャンプの中が世界の全て」です。キャンプができて35年以上が経過し、国際社会からの関心が薄れ、支援が年々減少し、図書館を運営する資金が足りていません。多くの人が利用する図書館は傷みも激しく、毎年できる範囲での修繕を行っている状況です。また、人々は行き場のない苦悩を抱え、傷害事件や麻薬の使用、うつ病、自殺者が増加しています。

 



【解決する方法】


キャンプで暮らす人々の「心の拠り所」となるよう、7カ所の難民キャンプで図書館事業を行っています。各図書館には、シャンティが出版した民話絵本や創作絵本、日本やタイの絵本にカレン語とビルマ語の翻訳シールを貼り付けたもの、学習参考書や教養書、雑誌など約1万冊を蔵書し、年齢、民族、性別を問わず、学習や情報収集、娯楽など、さまざまな目的で利用されています。

 



【プロジェクトのもたらす長期的成果】


図書館は、地域の情報センターでもあり、若者が青年ボランティアとして積極的に図書館を手伝う活躍の場にもなっています。子どもたちは世界のこと、人と協力すること、“夢をもつ”ことを知ります。将来が見えない不安から離れ、心を休める場所になっています。

 



【受益者からのメッセージ】


「僕の名前は、ダニエル・トゥーです。学校では算数を勉強するのが好きです。図書館には毎週末来ています。友達や図書館員の人と一緒にゲームをしたり、塗り絵をして遊ぶのが楽しいです。絵本を読むのも大好きで、中でも『ボールのまじゅつし ウィリー』(評論社)がお気に入りです。サルがサッカーをしているのがとても面白いです。将来は、科学者になって宇宙に行くのが僕の夢です。そのために、学校で勉強をして、図書館で本をたくさん読みたいと思います。」

 



【寄付によって達成できること】


3,000円で、図書館に大人向けの新聞や雑誌、本を20冊配架することができます。
10,000円で、図書館に出版絵本を16冊配架することができます。
30,000円で、ミャンマーで調達した本を難民キャンプの図書館まで3回輸送することができます。

団体情報
シャンティ国際ボランティア会

世界には、紛争、貧困、自然災害などで教育を受けられない人たちがたくさんいます。私たちは、厳しい環境の中でも安心して学べる機会をつくる活動を通じて、人々の考える力、創造する力を支え、「共に生き、共に学ぶ」ことのできる平和(シャンティ)な社会をつくることを目指しています。

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