SDGs② 飢餓をゼロに

SDGs③ すべての人に健康と福祉を

SDGs⑪ 住み続けられるまちづくりを

北海道・東北

特定の人々

拠点や組織

広く浅く、多くの人に直接効果を与える

ひとりひとりに深い影響を与える

問題の解決

問題を人々に認識してもらう

定着・普及段階

東日本大震災

地震

防災

環境汚染

生物多様性

アート

芸術文化

若林区の農業と農村の再生と地域づくり

  • 寄付額

    170,000

  • 目標金額

    9,100,000

  • 寄付数

    9

  • 開始日時

    2018/04/28 00:00

    終了日時

    2024/08/30 13:00

このプロジェクトは目標金額の達成に関わらず、決済されます。
支援申込後のキャンセルはできません。

【プロジェクトが解決しようとしている社会課題】
1、農業の再生
 仙台市若林区沿岸部は津波の被害を受け、ようやく営農再開を果たした農家も高齢化が進んでいます。ハード面での復興は進んでいますが10年後も果たして生業としての農業は存続しているでしょうか。問題解決のためにもどうにかして若者の農業への関心を引出し、5~10年といった中長期的活動の中で後継者育成や新規就農者の確保をしなくてはなりません。
 そのためには行政との協力も必要であり、「人・農地プラン」の活用などの方法もありますが、そもそも若林区の農業や農村、人、風土に触れ、そこで農業をやりたいという人を育てる必要があります。
 そこで、地元野菜を販売し若林区の魅力を発信することで、地域外のお客さんが若林区の魅力に触れる機会を作り、将来的に新規就農者となる人材育成を進めていかねばなりません。そしてReRootsからも独自に新規就農者を輩出し、地域の農家と一緒に地域課題について腹を割って話ができる環境づくりを行っていきます。
2、コミュニティの再生
 被災した若林区沿岸部のひなびた農村コミュニティとして持続させることができるかが根底にあります。とりわけ高齢化率が33%にも及ぶ若林区六郷地域において、地域福祉や地域医療の取り組みづくり、若者の移住、地域共同体としての行事や人のつながりを保持して、農村コミュニティとして存続させることができるかを地元目線から考えていきます。

【解決する方法】
①ReRootsファーム…単なる被災地支援ではなく農家と信頼関係を結び地域に根付くために、学生自身が約1反歩の遊休地を借りて野菜を栽培しています。若者の農業への関心を引出し、農業後継者の育成も進めていきます。これまでの7年間で3名が就農しました。2018年4月には新たに2名が就農予定です。
②わらアート…津波による塩害を受けた田んぼで、農地の復旧後収穫された稲を用いて過疎化の進む農村に人を呼びこむ「わらアート」を協力団体と共に作成を行っております。昨年度は全高4m超えるプロントサウルスをはじめ、5体の恐竜のアートを展示し、年間で6万人を超える来場者を記録しました。
③話し合いのテーブルづくり…地域住民自身の手で地域課題に取り組むために話し合いのテーブルづくりを目指しています。現在、若林区や町内会と協力してまちづくりワークショップを開催しており(約20名の参加者)、ReRootsも地元団体として出席し話し合うとともに、その内容を全戸配布(約200世帯)するポスティングを行って各家庭から聞き取りを行うなど、住民への波及にも力を注いでいます。
この他にも多様な取り組み、プロジェクトを行っています。

【プロジェクトのもたらす長期的成果】
1、震災後、設立した農業法人や地域に若手農家が養成されること。
2、農村コミュニティとして住民自身による行事が存続されること。
3、地域資源を生かして外部から人を呼び込むとともに、地域の活力として住民自身による取り組みが促せること。
4、ひなびた農村として持続できる農業と農村の仕組みができること。農業を基礎として、食文化が成り立ち、その上に地域行事が生まれ、人のつながりから共同体が営まれることで、持続できる農村コミュニティを作り出す。

【寄付によって達成できること】
ReRootsを存続させるために必要な資金は約910万です。
うち、自力財政を2割の段階から5割まで高めるために、ReRoots農業法人の設立やNPO法人の設立を3~5年をめどに行う計画です。
それまでの間に、しっかりと若者を育て、担い手として育成するためには、年間200万の寄付金があれば、自主財源や助成金を得ながらも、過渡期を克服することができるようになります。
つまり、ReRootsそのものが後継者不足、若者不足に悩む若林区の担い手育成そのものであり、寄付金をいただけることで、担い手育成を直接支援することができます。

団体情報
ReRoots

東日本大震災で甚大な被害を受けた仙台市若林区沿岸部にて、農業と農村コミュニティの再生のために活動しています。農業面では農家への労働力支援や地元野菜の出張販売、市民農園などを行っており、コミュニティ面では福祉活動やグリーンツーリズムを用いた地域おこしを行っています。

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