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施行の段階

環境

世界遺産キリマンジャロ・“命の森”を人々の手に!

  • 寄付額

    75,000

  • 目標金額

    900,000

  • 寄付数

    6

  • 開始日時

    2017/12/04 00:00

    終了日時

    期限なし

このプロジェクトは目標金額の達成に関わらず、決済されます。
支援申込後のキャンセルはできません。

(トップ写真説明: キリマンジャロの村人たちが守ってきた“命の森”。彼らは「エデンの森」と呼んでいます)

 

世界遺産キリマンジャロでは、2005年にその森を守るためとして、山麓住民が利用してきた生活の森(日本の里山にあたる森)への国立公園の拡大が行われました。拡大された国立公園には武装レンジャーが配置され、武器と暴力による住民の徹底排除が行われています。
このプロジェクトでは、世界遺産の山で行われているこのような重大な人権、生活権の侵害行為をやめさせ、人々が平和に安心して暮らせる環境を取り戻すとともに、地域住民が主体となって森を守っていく新たな森林管理の実現を目指します。

 

【プロジェクトが解決しようとしている社会課題】
●社会課題 
世界遺産キリマンジャロでは、人と自然の隔離による自然保護、いわゆる「要塞型自然保全」政策がとられ、住民の森林利用からの徹底排除が、武器と暴力によって行われています。森林保護の重要性は論を待ちませんが、それは決してそこに長く暮らしてきた人々の人権、生活権の侵害を肯定するものではありません。しかもキリマンジャロ山の森林保護の歴史は、森を守ることにもっとも成功してきたのは、ほかでもない排除の対象とされた山麓の住民たちであったことを証明しています。

●事業目的 
キリマンジャロ山に暮らす住民たちに対する人権、生活権の侵害行為をやめさせ、世界遺産の豊かな自然を守るため、地域住民主体による自然資源管理及び森林保全を実現すること。

 

写真: 山麓住民の生活を支えてきた「命の森」。いま森に入れば、その「命」を落とすことにも。

 

【解決する方法】
●活動内容 
・弱い立場にある山麓住民が政府との交渉力を持てるよう、森林に沿うすべての村(60村)が連合する地域横断組織を立ち上げる。
・山麓住民の人権、生活権侵害に対する公的調査を実現する。
・キリマンジャロ山において、地域住民主体による森林保全・管理を実現する。
●活動対象地域: キリマンジャロ山の森林に沿う4県(モシ県、ロンボ県、ハイ県、シーハ県)
●受益者 森林に沿う村々の住民(受益者数:約20万人)

 

【プロジェクトのもたらす長期的成果】
・森林に沿って暮らす約20万人の住民の人権、生活権が回復される。
・世界遺産における地域住民主体による森林保全・管理体制が確立する。

 

【受益者からのメッセージ】
私たちが利用してきた森は、私たちにとって「命の森」です。そのことを知っているからこそ、私たちは守ってきました。自然は武器と暴力で守るものではなく、そして守ることなどできないのです。

 

写真: キリマンジャロ山麓の住民たちが、ユネスコ世界遺産委員会に提出した問題解決を訴える嘆願署名

 

【遂行メンバーからのメッセージ】
「命の森」に対する国立公園の拡大は、日本がメンバー国となっているOECDによっても提言がされました。キリマンジャロ山で起きていることは、私たちと無縁とは言えない側面があります。世界遺産の山で住民が置かれている今の状況は、あまりに理不尽で不公正なものです。ぜひこの問題の解決のために、みなさまの力をお貸しください。なにとぞお願い申し上げます。

 

【寄付によって達成できること】
・10万円あれば、
 (1)森林に沿うすべての村(60村)の首長を集め、政府と交渉していくための会議を開催することができます。
 (2)キリマンジャロ山で、山麓の村々の地域横断による植林(約5千本)を実行できます。
・20万円あれば、地域代表10名を政府との交渉のため首都に派遣することができます。
・30万円あれば、政府人権委員会の調査団派遣を実現できます(←実現済)
・50万円あれば、森林に沿う村々(人口約20万人)による、新たな森林保全・管理の枠組み構築に取り組むことができます。


※寄付のご協力をいただいた方には、現地での最新の活動状況をお伝えするニュースレターをお届けいたします。

団体情報
タンザニア・ポレポレクラブ

当会は森林減少の続く東アフリカのタンザニア・キリマンジャロ山で、25年にわたって村人達と植林に取り組んでいます。現地では人々が環境の荒廃を招くことなく、平和で安心して暮らしていくことのできる社会の実現を目指して環境保全/自立支援/生活向上の3分野を柱とした事業に取り組んでいます。

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