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クマと人とが共存するために:トラブル防止プロジェクト

  • 寄付額

    3,880,902

  • 目標金額

    100,000

  • 寄付数

    21

  • 開始日時

    2010/07/03 00:00

    終了日時

    期限なし

このプロジェクトは目標金額の達成に関わらず、決済されます。
支援申込後のキャンセルはできません。

【目標】

ヒグマやツキノワグマが人里に出没し、農作物を荒らしたり、人を傷つけたりすることが、クマと人とが共存するためのおおきな障害となっています。共存の実現には、まずは必要な行動を起こすことが重要です。このプロジェクトでは、地域の実情に合わせたトラブル防止対策を地域の住民たちとともに実施することにより、トラブルを減らし、さらには未然に防止できるようにすることを目標としています。

 

【プロジェクトが解決しようとしている社会課題】

日本には、ヒグマとツキノワグマという2種類のクマが広い範囲に生息しています。ほとんどの先進国がクマを絶滅させたり、減少させたりしてきたのに対し、日本には今でも多くのクマが生息していることは誇るべきことです。しかしこのことは、狭い国土に多くの人間とクマがともに暮らしていることを意味しています。クマと人が接する場所では、クマによる集落への出没、農作物への食害、人身事故、または人身事故に対する精神的被害(恐怖感・不安感)などが発生しており、クマと人との共存のための大きな障害となっています。農作物への被害は年間1億円以上、人が襲われたりする事故が多い年には年間100件以上発生しています。このため、毎年約2,000頭のクマが捕獲されて殺されています。

【解決する方法】
クマの生活を守り、かつクマが人間の生活を脅かさないようにする仕組みが機能していれば、クマを殺す数を減らすことができます。我々の団体では、全国的な規模で、行政や地域によるクマの保護管理施策を側面から支援することで、クマと人とのトラブルを減らし、共存することを目指しています。
 そのためのまず第一歩として、トラブルが発生している地域において、地域住民とともにこのトラブルを防ぐための活動を実施します。具体的には、地域の特性に合わせて、農作物への被害や人里付近への出没を減らすため対策(電気柵や爆音機の設置など)の補助、人が襲われる事故を減らすための普及活動などを行います。また同時に、トラブルが発生する原因についても、クマの正しい姿を知ってもらうための“クマの学習トランクキット”を用いて学び考える機会を提供します。

【プロジェクトのもたらす長期的成果】
このプロジェクトを通じて、クマによるトラブルを防止するための方法を学ぶとともに、その背景についても理解できるようになることが期待されます。特に地域住民と一緒にクマ対策を考えるプロセスを踏むことで、その地域が自分たちの手でクマ対策を講じていけるように配慮します。こうした取り組みが各地に普及することで、クマと人とのトラブルが減少し、共存のための道筋が開かれることが期待されます。

【寄付によって達成できること】
ご寄付が10万円集まるごとに、1地域分のプロジェクトが実現します。

団体情報
日本クマネットワーク(JBN)

クマ類の生息環境は悪化しつつあると言われる一方で、人間の生活圏の拡大による人とクマの軋轢があとを絶ちません。日本クマネットワークは、研究者、マスコミ、行政関係者、学生、一般、自然保護団体などさまざまな方が参加し、クマ類の適切な保護と軋轢の軽減のための様々な活動を行っています。

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