ご寄付をくださった皆様へ

 この度は私たち日本国際民間協力会(NICCO)による「ガザ地区で紛争下に置かれる人々へ温かい食事を届けたい。」のプロジェクトにご支援いただき誠にありがとうございました。2025414日をもちまして、クラウドファンディングは終了いたしました。

 

~結果と支援活動について~

 皆様のご支援のおかげさまをもちまして、74,000円を集めることができました。頂いた資金は、ガザ地区デール・アル・バラハとハン・ユニスにおける温かい食事配布の活動資金として利用させていただきました。たくさんのご支援、本当にありがとうございました。

 ガザ地区デール・アル・バラハとハン・ユニスに滞在する紛争被災者に、245人分の温かい食事を提供しました。ガザでは、長引く紛争により様々な物資が不足しているほか、人々は十分な食料を得られずにいます。ガザでは治安状況が安定しないため、食料の支援を届ける際にも時間がかかってしまうことが多く、どうしても缶詰やインスタントなど、長い期間保存できる食料を配ることが多くなっています。しかし当支援では、「温かい食事を食べたい」というガザの人々の声が沢山あったことから、食材を購入し調理して、温かい食事を配る、というかたちで行いました。

 

豆のスープを受け取った少女

▲温かいスープを調理する様子

 

ガザの人々からは、「受けとった食事を食べると、家で家族と食べていた食事を思い出す」「この豆のスープは、おばちゃんが作ってくれたスープを思い出させてくれる」など食事を通して家族との幸せな記憶を懐かしむ声や、「いつもこのホットミールの配給を楽しみに待っている」など沢山の喜びの声が届きました。

 

~収支報告~

 皆さまからご寄付いただきました74,000円の支援金は、当クラウドファンディングにかかる費用を差し引いた61,260円すべての金額を、上記活動費に使用させていただきました。詳細は以下のとおりです。

 

 

収入

Give One支援総額

74,000

収入計

74,000

支出

温かい食事用の食材購入費

61,260

Give One手数料

12,740

支出計

74,000

収支差

0

 

 

~さいごに~

 私たちNICCOは、現地提携団体である「World Central Kitchen(ワールド・セントラル・キッチン)」と協働しながら、紛争が長引くガザの人々に、できるだけ健康的でおいしい食事を届けるべく活動を行ってきました。現地では、自身も紛争の被災者でありながら、炊き出し調理を率先して行ってくれるたくさんのガザ現地スタッフに支えられて、活動を続けることができています。


 皆さまから頂いたあたたかい応援のおかげさまをもちまして、245食の食事をガザの人々に届けることができました。ガザの被災した人々にとって、これはただ美味しいだけの食事ではなく、住んでいた町のこと、一緒に暮らしていた家族のこと、またその家族と食卓を囲んだ暖かい記憶を思い出させてくれる、心の支えとなったことと思います。

Photo credit to World Central Kitchen/WCK.org.

Photo credit to World Central Kitchen/WCK.org

これからも、NICCOは皆さまの温かいご支援とご関心を賜り、「駆けつける、そばにいる。」の心で、国内外の被災地への支援活動に努めてまいります。改めまして、今回ご支援いただいた皆様に心から厚く御礼申し上げます。本当にありがとうございました。