2月上旬から日本列島に到来している寒波の影響を受け、地震と大雨災害の被害を受けた能登半島も大雪に見舞われました。AAR Japanは、障がい福祉施設の利用者や職員、外国人被災者の方々が厳しい冬を乗り越えられるよう、防寒着や冬物衣料などを配付する支援を行ってきました。
防寒着を着て除雪作業=石川県七尾市で2025年1月21日
AARの能登事務所がある石川県七尾市の市街地でも車のタイヤが埋まるほどの積雪となりました。AARの支援を受けていた被災者の方から相談を受け、AARは除雪作業を手伝うなどの対応も行っています。
また、2024年10月からは防寒着や冬物衣料を配付する支援を行っています。これまでに、障がい福祉施設や就労支援事業所18カ所で221着、技能実習生を含む外国人被災者に260着、避難所に身を寄せる方々に69着、七尾市地域支え合いセンターを通じて市内の仮設住宅入居者に1,160着の冬物衣料などを配付しました。
外国人被災者に防寒肌着を届けるAAR職員(左)=石川県能登町で2025年2月13日
2024年9月に発生した能登半島大雨から半年が経ちました。AARは被災された方々が安心して春を迎えることができるよう、地域に根差した支援活動を続けてまいりました。今後の能登半島大雨緊急支援は能登半島地震被災者支援の活動に引き継ぎ、能登の人々に対する支援を継続してまいります。これまでAARの能登半島大雨緊急支援にご協力いただいた皆さまに、改めて心より感謝申し上げます。今後ともご支援のほどよろしくお願いいたします。