ベトナム台風11号緊急支援にご協力いただきありがとうございました

「日本からの支援に感謝します」と話すゴ・ヴァン・ディエンさん(ベトナム北部チュオンミー県イェンティン村、11月6日)

今年9月に大型台風11号(ヤギ)による甚大な被害を受けたベトナム北部で、AARは発生直後から緊急支援に取り組みました。
これまでに、被災した障がい者福祉施設2カ所の復旧・再開支援に加え、2つの村で計502世帯に現金給付を実施しました。
支援活動は来月12月にて終了いたします。
福祉施設チャイティン・ハムの作業所では洪水によってすべての工作機械が水没しました。
AARは復旧支援として120万円相当を提供し木材に模様を刻む彫刻機2台を修理することができました。
そして、被災から約1カ月半余りを経た10月末、再び彫刻機が動き始めました。
「電動のこぎりや彫刻機などが全部故障してしまい、本当につらかった。AARの支援を受けて最も高価な機械を修理できたことで、
ようやく作業を再開できて、今はほっとしています」とチャイティン・ハムのガー代表は話します。
AARは、大規模な被害を受けた2つの村(首都ハノイ南西約30㎞のチュオンミー県イェンティン村および同県ナムハイ村)で、
被災住民502世帯に当座の生活費として現金を給付しました。 9月17日に現金給付行ったイェンティン村のゴ・ヴァン・ディエンさんは受け取った現金を使って、ディエンさんは家族のために食料品を買ったほか、
他の住民と共同で野菜の種や養殖池の水質を改善する薬剤を購入したといいます。 「ベトナムの現地法人で多くの従業員を雇用している日本企業が、AARを通じて寄付をして、私たちを支援してくれたと伺いました。
村の住民を代表し、感謝の気持ちをお伝えしたいと思います」と、ディエンさんは子どもを抱き上げて笑顔を見せました。 ベトナム台風11号緊急支援にご寄付をお寄せいただいた皆さまに改めて感謝いたします。
AARは国内外を問わず大規模災害の発生時、被災住民とりわけ障がい福祉施設への支援に力を入れています。
引き続き、AARの緊急支援へのご協力をよろしくお願い申し上げます。