「ここが訪れる子どもたちにとって居心地の良い場所になってきているように感じます」|現地で居場所支援に取り組む学生スタッフの声①(現地活動レポート#04)

ROJEでは、令和6年能登半島地震で被災した子どもの居場所支援を行うために、数名のスタッフが現地で活動しています。

 

1月13日より現地に入り、連日子どもとかかわるスタッフとして活動している大学3年生の羽賀尚生さんに、現地での活動の様子を聞きました。

 

尾市矢田郷コミュニティセンター図書館にて。オレンジのゼッケンを着用しているのが羽賀さん

 

<居場所で行っていること>

私は主に未就学児から小学生と一緒に遊んでいます。おんぶやだっこ、鬼ごっこやドッヂボール、おままごとから宿題の手伝いまで、子どもに合わせて対応をしています。

居場所には、毎日15名程度の子どもたちが訪れていて、遊びから学習支援までいろいろなニーズに寄り添って時間を過ごしています。

 

<子どもたちの様子>

1月17日の時点では、七尾市ではまだ断水が続いていて、学校再開の目処も立っていません。多くの人は家に戻れているようですが、子どもたちの中には地震の恐怖を思い出す子も多いようです。

一方で、普段学校で居づらさを感じていた子にも友達ができるなど、ここが訪れる子どもたちにとって居心地の良い場所になってきているように感じます。ここに来るのを楽しみにしてくれている子も多いと聞いて、活動の励みになりました。

 

<感じる課題>

子どもたちが居場所での生活を楽しみにしてくれているのが嬉しい反面、これからどのように家や学校での「日常」に戻るのかという問題が根深く残ってるように感じています。

今まさに必要な支援に加えて、今後も長い目で見て、自分たちに何ができるか考えていきたいです。

 

 

【活動へのご寄付のお願い】

現在、giveoneにて、災害時の子どもの居場所支援活動の実施・継続のための活動資金を募集しています。
この度の被災地支援活動は、皆さまの寄付をもって成り立っております。

ご協力何卒よろしくお願い申し上げます。

 

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