仮放免中の中学生に学校に納入する諸費用を支援しました

日頃はAPFSの寄付プロジェクト「在留資格の壁を越えて 若者たちの夢を応援しよう」にご支援くださり、大変ありがとうございます。

● 仮放免中の中学生に学校に納入する諸費用を支援しました
バングラデシュ国籍で中学生のDさんは、家族全員が仮放免として生活しています。
仮放免者は就労が認められていないため働くことができず、また児童手当等の公的支援受給の対象外です。

そのため、Dさんの両親は日々の生活費や子どもたちの教育費を捻出するのにとても苦労しています。
Dさんのお父様から、Dさんの学校に納入する諸費用の支払いが厳しいと連絡がありましたので、本寄付プロジェクトから全額支援しました。
今回支援した費用の内容は以下のとおりです。
・学年費: クラスや学年で一緒に使う文具等の費用です。
・学級費: 学校に定期的に納入する費用です。
・給食費: Dさんの場合は牛乳のみです。
・生徒会費
・副教材費等
これらの費用は5月から2月まで10回の支払い区分になっていますが、今回は夏休みがある関係で3回分を一度に支払うため、支払いが厳しくなったとのことでした。

 

● Dさんのお父様からお礼のメッセージをいただきましたのでご紹介します

 

● Dさん家族に対するこれまでの支援内容
APFSはDさん家族の再審情願(注1)などの入管にかかる手続きサポートしてきました。
また生活面では、ハラルフードを含む食料品や子どもたちの文房具などの物資を定期的に送っています。
さらにDさんのお父様の持病の通院費やごきょうだいが入院した際の費用の一部補助も行っています。

 

----------
注1)「再審情願」とは、出入国在留管理庁が退去強制令書を発付し、出身国への退去強制が確定している人が、その後の在留状況の変化などを理由に、再び審査を請求するものです。

非正規滞在の方々は、物価高で一層生活費の負担が増すなかでも、日々希望を失わずに生きています。
引き続き本プロジェクトへのご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

APFSスタッフ一同

寄付プロジェクト「在留資格の壁を越えて 若者たちの夢を応援しよう」: https://giveone.net/supporter/project_display.html?project_id=20300
APFSウェブサイト: http://apfs.jp/
APFS Facebook: https://www.facebook.com/APFS-Asian-Peoples-Friendship-Society-117231498384170/