【イベント開催報告】シリーズ 災害と子ども支援#1

こんにちは!NPO法人日本教育再興連盟の白杉です。

6月19日に開催致しました、認定NPO法人カタリバ 災害時子ども支援「sonaeru」との共催イベントである『シリーズ 災害と子ども支援#1』についてご報告させていただきます。



副島賢和氏の講演

本イベントでは、昭和大学大学院保健医療学研究科准教授であり、昭和大学附属病院内学級担当を務めておられる副島賢和氏をお迎えしご講演頂きました。

東日本大震災後の子どもたちへの支援のご経験、病気を抱える子どもたちやコロナ禍における子どもたちの気持ちと行動、そのような子どもたちへの寄り添い方などについてお話頂きました。

私が講演内で最も印象に残ったのは、「当事者じゃないからこそできることもあるのではないか」というお話です。私事ではありますが、以前から「同じ気持ちを経験していない者に支援されるというのは、当事者の方々を逆に苦しめてしまうのではないか。」と考えることが多々ありました。しかし、今回のお話を伺い、当事者ではないからこそできることを探したいという発想に切り替えることができました。当事者の方の気持ちも常に考えつつ、私にもできる支援方法を考えていきたいと思います。



戸田寛明さんの講演

副島先生のご講演の後、認定NPO法人カタリバにおいて災害時の子ども支援を担当していらっしゃる戸田寛明さんより、被災現場における子どもたちの様子や災害時の子どもの課題、必要な支援などについてお話し頂きました。避難所生活中の子どもたちの状況や、支援による子どもたちの変化など具体的な事例を学ぶことができました。



質疑応答・ディスカッション

イベント後半には、幣団体の理事も交え、視聴者からの質問を軸としたディスカッションを行いました。災害のような大きな困難を良いきっかけに変えていくための方法や、災害時における発達障害の子どもたちへの適切な支援、これまでの災害や支援経験から考える防災教育など、幅広い議題について様々な視座からのご意見を伺うことができ、密度の濃い時間となりました。



本イベントは、定期的な開催を予定しており、これからも様々な立場の方や災害時の支援に携わっておられる方々にお話を伺いたいと考えております。そして、将来災害が発生した時に対応できる力や防災教育のための知識を身につけ、これからの災害に備えて行きたいと思います。今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。

日本教育再興連盟

作成日時: 2021/07/19 17:08

寄付プロジェクト: 災害時緊急子ども支援活動