この度、JHPの『成人のための識字教育事業』が「第3回SDGsジャパンスカラシップ岩佐賞」(SDGs岩佐賞)を【教育の部】で受賞いたしました。
【「SDGs岩佐賞」とは】
公益財団法人岩佐教育文化財団によって創設されたこの賞は、
さまざまな分野での社会課題の解決やSDGsの達成へと地道に行動する人たちを表彰し応援する賞です。
第3回となる今回、JHPは総エントリー616件の中、選考を経て30の団体・個人の受賞の1つとして決定されました。
成人のための識字教育事業とは
2018年より、カンボジアの中でも識字率が特に低いコンポンチャム州の4つの村で、
15歳以上の成人を対象に、基本的な読み・書き・計算・道徳・公衆衛生を学べる成人のための識字クラスを開講しています。
識字クラスは、日曜日を除く週6日、午後6時〜8時に8カ月間学ぶコースです。
過去の内戦の影響や貧困により、読み書き計算ができないことで、市場で騙されてしまったり、家計の収支が合わないなどの困難を抱えていたところから、識字クラスに通いスキルを取得することで、収入や貯蓄の向上のみならず、同時に自信を得て自己肯定感が高まり、現地の方々の生活の質の向上に大きく貢献しています。
これまでに卒業生373名が識字者となりました。
現在、新たに第5期生の100名が、日々勉強に励んでいます。
今回の受賞にあたって、朝日新聞の朝刊紙面と、ウェブ版メディア「朝日新聞SDGs ACTION!」に、識字教育事業の紹介記事が発表されました。
また、受賞記念の楯もいただきました。
今年30周年を迎える節目の年に、このように当会の活動を評価いただき、大変うれしく思います。
また、JHPの活動をこれまで支えてくださっている会員・支援者の皆さまと一緒に受賞した、この度の賞だと思っております。
引き続き、温かいご支援の程、どうぞよろしくお願い致します。
JHP・学校をつくる会