2018年9月28日、インドネシアのスラウェシ島にて、マグニチュード7.5の地震と津波が発生しました。この大災害により、67,000戸以上の住宅が損壊し、1年以上経っても多くの被災者がテントや崩れかけた家で暮らしていました。
そこで、グッドネーバーズ・ジャパンは、2019年7月から柿澤スタッフを現地に派遣し、被災された方々が安心して暮らせるよう140戸の仮設住宅を建てるプロジェクトを進めてきました。
仮設住宅に入居したご家族と柿澤スタッフ(左)
140戸の仮設住宅が完成しました!
2019年12月中旬に、予定していた140戸全ての仮設住宅が完成し、災害から1年以上テントなどで暮らしていた被災者たちは早速入居を始めました。12月末にはほとんどの家族が入居を済ませ、広くて丈夫な家で家族との新しい生活を始めています。まだ入居していない家族も仮設住宅に電気を引いたり、荷物を運び入れたりし、入居の準備を始めています。
仮設住宅の引き渡し式典
引き渡し式典の様子
12月21日にはプロジェクトを実施したドンガラ県の知事を招いて仮設住宅の引き渡し式典を開催しました。その様子は地元ニュースにも取り上げられました。
入居したファディラさんのお話
先日入居したファディラさんと娘さんたち
「こんなに大きくて恐ろしい津波は初めて見たと私の母が言っていました。自分の家も倒壊してしまったため、被災後は家の庭にテントを立てて生活していましたが、仮設住宅に入居できてとても嬉しいです。とてもシンプルな家ですが、私たち家族にとってはとても意味のあるものです。」
仮設住宅の建設を完了させた後、GNJPは現地で給水設備の建設支援を行っています。地震により公共の給水施設が損傷したため、十分な水へのアクセスを得られていない地域があります。住民の方々が安全な水を利用できるよう、これからも支援を続けていきます。