
移動支援チームに救出されたミコラさん(2026年2月撮影)©CARE Ukraine
2月、CAREのパートナー団体であるエンジェルズ・オブ・サルベーションの移動支援チームは、最も支援が必要とされる場所、パブロフラドとロゾヴァの避難所で活動しました。これらの避難所は、病院や前線地域から直接避難してきた人々にとっての連絡拠点となりました。到着した人々の多くは、寝たきりの患者、切断手術を受けた人、麻痺のある人、重傷を負った人でした。気温がマイナス20℃まで下がると状況はさらに困難を極めましたが、チームは活動を止めることはありませんでした。

「また笑って、話して、泣くことができます。それで大丈夫です」と話すヴァレンティ―ナさん(2026年2月撮影)©CARE Ukraine
彼らは最も必要な時に駆けつけ、人々を抱き上げ、運び、温め、体を洗い、食事を与えます。一見基本的なことのように思えるかもしれませんが、このような状況下ではまさに命を救うもの、つまり暖かさ、衛生、ケア、そして何よりも寄り添うことを提供します。
2月だけで、移動支援チームは約800人を支援しました。一人ひとりが、それぞれの喪失と苦難の物語を抱えていました。
ミコラさんの物語は、心に深く刻まれるものです。彼は72歳。ドネツク州から夜間に避難してきました。脳卒中後、彼は麻痺状態となり、凍傷のため片足を切断しました。ハリコフに到着した時、彼は病院着の薄着で、身の回りの品も何も持っておらず、ゴム製の長靴だけを履いていました。外の気温はマイナス18度でした。
医療チームは一刻も早く彼を救出しました。すぐに温かい毛布で包み、温かい食事を与え、体温を回復させました。衛生管理を徹底し、適切な衣服と靴を用意しました。そして、今後の医療支援に備えました。
数日後、彼は安全な施設に移り、リハビリを続けることができました。
この物語は、移動医療チームの活動、すなわち、一刻を争う状況下での迅速な対応、最も困難な状況下でのプロ意識、そして時に医療と同じくらい命を救う人間的な思いやりを如実に示しています。
「ウクライナ東部最前線地域における社会保障と移動医療支援」プロジェクトは、エンジェルズ・オブ・サルベーションがCAREと提携し、NACHBAR IN NOTの支援を受けて実施しています。