能登半島地震で大きな被害を受けた石川県志賀町では、順次建設された仮設住宅への新規入居が進んでいます。
AAR Japan[難民を助ける会]は新たな支援として、仮設住宅の集会所で交流サロン「やわやわ喫茶」を始めました。
「やわやわ」とは石川県の方言で「ゆっくり」「無理せずに」という意味。
入居者の皆さんの交流促進の一助になることを目的に、「ゆっくり生活再建を進めていこう」という思いが込められています。
「やわやわ喫茶」で仮設入居者の女性と談笑するAAR職員の小田隆子(2024年9月11日、石川県志賀町とぎ第二団地内集会所)
お茶とお菓子が用意された「やわやわ喫茶」では、くつろいだ雰囲気の中、AAR職員が「この先、災害公営住宅に移るか、息子の家に引っ越すか、高齢者施設に入るか迷っている」
「買い物が不便なので移動スーパーがほしい」「残してきたペットのことが心配」など、皆さんの心配ごと・困りごとを伺いました。
「やわやわ喫茶」は志賀町内の集会所や隣接する公民館で定期的に開催しています。このサロンを通じて交流の輪が広がることを願っています。
AARは被災地のニーズをくみ取り、被災者の皆さんの生活再建に寄り添う支援活動を続けてまいります。