困窮する人々に生活費提供@ウクライナ

 

横になって過ごすことが多いマリアさん(左)から話を聞くAAR職員シュクル・バイデラ(右)

写真:横になって過ごすことが多いマリアさん(左)から話を聞くAAR職員シュクル・バイデラ(右)(ヘルソン州ブラホダトネ村)

 

AARは現地協力団体「The Tenth of April」とともに、南部ミコライウ州、ヘルソン州の困窮する地域住民や避難民の生活を支える現金支給を行っています。

 

「私は歩行が困難で、松葉杖を使って家の中を移動するしかなく、高血圧や心臓病も患っていてね。子どもたちは外国に住んでいて、ひとり暮らしは心細い。生活費の支給は本当にありがたい。まず薬を買って、去年は冬ごもりのために必要なものを買い揃えることができた。日本の皆さんに『ありがとう』と伝えてほしい。」ヘルソン州ブラホダトネ村に暮らすマリアさん(75歳)は話します。

 

同村は戦争が始まって以来、ロシア軍に9カ月間占領されていましたが、その後ウクライナ軍が奪還した地域です。住民は親しい人々や隣人を失うなど辛い体験をし、現在も厳しい生活を余儀なくされています。