© Adrienne Surprenant/MYOP
(2022年3月8日)
世界が今日、「国際女性デー」を迎える中、ウクライナでの戦争は、女性と女子への特定の懸念すべきリスクを伴う有事となっていると、CAREは警笛を鳴らします。危機的状況の中で、女性や女子の人身売買、搾取、妊産婦死亡などのリスクが高まっています。
18歳から60歳までの男性が国内に留まり戦う必要があるため、現在紛争から逃れている150万人を超える難民の大多数は、女性と子どもです。
「国境検問所やレセプションセンターで、今、最も重要なのは『保護』です」と、現在、ポーランドとウクライナの国境にいるCAREの緊急メディアマネージャーのNinjaTaproggeは報告します。
「ホストコミュニティやボランティアの善意を称賛する一方で、見知らぬ人の車に乗ったり、見知らぬ人と一緒に家に滞在したり、また特に女性や若い女の子が一人で避難するようなケースなどには、明白な危険が生じます」
「家から逃げることを余儀なくされ、通常の支援ネットワークや収入手段から遠く離れている女性にとって、性的搾取を含む『搾取』は真にリスクとなっています」と、NinjaTaproggeは言います。
紛争から逃れ、疲れ果てて混乱して到着する人々を登録し、付き添うなど、様々な調整や保護の支援が切実に必要です。このような危機的状況では、難民は機会と選択肢があるときに権限を与えられます。つまり、難民は適切な法的保護のもと、必要な書類を準備し、そして自分たちの権利を十分に認識している必要があります。人道支援を行う上では、これらの点を踏まえ、健全な難民保護を行わなければなりません。CAREは、ウクライナ難民の流入が見られるすべての場所で、できるだけ早くメカニズムを構築していきます。
Taproggeはまた、人道支援の一環として、性と生殖に関わる健康におけるサービスや母子保健の必要性を強調します。
「母乳育児中の母親や妊婦なども、氷点下の寒さの中で最大2日間、国境を越えるために待たなくてはなりません。あなたが乳児と一緒に道路にいて、寒さから赤ちゃんを守り、母乳を与え、他に行く場所がない状況を想像してみてください。または、あなたが妊娠しているために国に留まることを選択したけれど、砲撃の危険性があるために地元の病院が閉鎖されることになった場合を想像してみてください。一体、赤ちゃんをどこで出産すればいいのでしょう?」
世界保健機関が発表した推定によると、世界で予防可能な妊産婦死亡の60%は、政治的紛争、避難、自然災害が蔓延しているような脆弱な環境で発生しています。
ウクライナ国内および人道回廊に沿って、今後、このような女性たちのニーズを満たすための性と生殖に関わる健康や母子保健にかかるサービスを提供できるように、そして、女性に対する暴力を防止したり、保護したりするための支援が展開できるよう、皆さんにさらなる支援を求めます。
CAREは、これまでの世界中における緊急人道支援と同様、女性や女子など最も弱い立場に置かれた人々への支援を中心に、活動を行っていきます。戦争の長期化が懸念されるウクライナにおいて、CAREは中長期に関わっていきます。さらなるご支援を、皆さまにお願い致します。