皆さま、こんにちは。
当団体では定期的に様々な大学よりお声がけをいただき、出前授業を実施しております。
今回は少し遅くなってしまったのですが、昨年10月末に実施しました、大阪大学での授業の様子を報告いたします。
今回の授業では、①私たちの災害支援活動についての講演と②防災ワークショップをおこないました。
災害直後の子ども支援のリアル
前半は、当団体の理事であり、災害支援に携わっておられる伊藤が「災害直後の子ども支援」をテーマに講演を行いました。
今回の講演では、静岡県熱海豪雨災害での子ども支援をとりあげました。特に災害現場のリアルを伝えるために、保護者へのインタビューやボランティア活動の詳細を紹介し、普段なかなか見聞きすることのないボランティア目線での災害現場を伝えました。
学生のみなさんからは、
「ニュースで知ることができなかったことまで聞けた」
「復興支援の際に子供が軽視されがちだという話は確かにそうだなと感じた」
「被災したことによって汚れてしまったおもちゃを洗ってあげてから配送するなど多様なボランティアの形があり、できることはいくらでもあるなと感じました」
「そこにボランティアがいることで『子供を預かって欲しい』『子供に勉強を教えてあげてほしい』『子供たちと一緒に遊んであげて欲しい』『ちょっと手伝って欲しい」といった声が生まれるのだと気づかされました。」
などのコメントをいただきました。
防災カードゲーム シャッフル
後半は、ワークショップ形式で「防災カードゲーム シャッフル」を体験してもらいました。「シャッフル」とは、遊びながら防災について学べるカードゲームです。
ルールは簡単。消火器の使い方やAEDの使い方など、非常時に必要なモノの使い方が書かれた4枚のカードを正しい順番に並べ替えてみようというルールです。わかっていると思っていても、意外と「あれ、どっちだったっけ」となってしまう良問ぞろいです(^▽^)/
さらに、「シャッフル」は、かわいいイラストとぱっと見て分かりやすい配色で、デザイン性も抜群なので、年齢が低い子どもでも簡単に楽しめそうという感想をいただきました!
実際に挑戦してみると、ゲームから派生したエピソードも飛び出したりして大盛況でした。それぞれが災害に関する経験談や知識を共有することで、より災害を自分事として捉えるきっかけになったと思います。