活動レポート一覧

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私たち自身で国をつくる:シリア

2024年12月、アサド政権が崩壊し、2011年から続いていたシリア内戦が終結、難民・国内避難民として厳しい生活を送ってきた人々が故郷へ戻り始め、生活の再建に取り組む姿が見られるようになっています。帰還した人々は、故郷に戻れた喜びや希望を胸に抱く一方で、破壊しつくされた街を目の当たりにし、不安や戸惑いも感じています。電気は1日に数時間、水道は1週間に1回、食事は1日に1回だけというのも当たり前で、多くの子どもたちが学校に通えていません。AARの現地協力団体で、シリア帰還民への緊急支援に従事するハーリドさんがシリアの現状についてお伝えします。   キャプション:支援チームのメンバー。前列左か...

作成日時:2025/06/30 19:46

 更新日時:2025/06/30 19:48


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「再出発」する人々に食料や衛生用品を配付

13年にわたる内戦が2024年末に終結したシリアでは、国内外の避難先から故郷に戻る人が増え、生活再建への動きが始まっています。しかし、食料も足りず、電気、水道といったインフラも充分に復旧していない状況で、人々は壊れたままの家やテントで暮らしています。AARは、2025年4月から5月にかけて、帰還民の多い地域で、食料と衛生用品を配付しました。   現地協力団体による物資配付(シリア 2025年4月) 今回の食料配付は、現地パートナー団体と協力して実施しました。行政当局から得た住民リストをもとに、自宅が破壊されたか、世帯主に障がいがあるか、家庭内に障がい者や慢性疾患を抱える人がいるかなどにつ...

作成日時:2025/06/13 16:48

 更新日時:2025/06/13 16:48


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難民の帰還を妨げる地雷問題

内戦が終結の兆しを見せるシリア。しかし、人道上の課題は山積みで、特に地雷や不発弾の問題は深刻です。AAR Japanのパートナー団体であり、同国北西部で地雷除去活動を展開している国際NGO「ヘイロー・トラスト」の職員は「こんなことは見たことがない。何万人もの人々が毎日、地雷の多い地域を通過し、不必要な死亡事故が起きている」と話します。   内戦突入後、シリアでの地雷や不発弾による被害は、地雷禁止国際キャンペーン(International Campaign to Ban Landmines)による報告書(Landmine Monitor Report)では、死傷者数が2011年ごろから増え...

作成日時:2025/02/04 17:22

 更新日時:2025/02/04 17:22


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広がる混乱 パンの価格が9倍に

食料価格が高騰したシリア国内で人道支援団体からパンを受け取る人々(シリア 2024年12月) 13年間続いた内戦がアサド政権崩壊によって終結したシリアでは、圧政から解放された喜びの声が聞かれる一方、食料価格が高騰するなど混乱も広がっています。AAR Japanは2014年から同国内で支援活動に取り組んできた経験を生かし、現地協力団体と連携して緊急支援の準備を急いでいます。   内戦終結の一方で、現地では食料価格の高騰など混乱が生じています。北西部イドリブ県とアレッポ県では、主食であるパンの価格が11月27日から12月9日までに実に9倍に値上がりしたと伝えられるなど、市民の暮らしを著しく圧...

作成日時:2024/12/26 19:22

 更新日時:2024/12/26 19:22



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